PayPalがサンズのスポンサーを撤退へ
NBAがフェニックス・サンズのオーナーを務めるロバート・サーバーに下した処分内容をめぐり、さまざまな方面から批判の声があがっている。
NBAはサーバーに対し、1年間の停職処分と1000万ドルの罰金処分を科したわけだが、NBAを代表するスーパースターのレブロン・ジェイムスやクリス・ポールが「十分ではない」と処分内容に不満の声をあげた。
サンズの内部でも批判の声が相次いでいるというが、このような状況を受け、スポンサーの1社が撤退することを決定した模様。
hoopsrumors.comによると、ジャージースポンサープログラムを利用してサンズのユニフォームに会社ロゴを掲載しているPayPal(ペイパル)が、サーバーがサンズに関わり続ける限りスポンサー契約を継続しないことを発表したという。
我々はロバート・サーバーに関するNBAの調査報告書をレビューした結果、彼の行為が我々の価値観に相反し、受け入れられないものであることが分かった。
サンズとのPayPalのスポンサーシップは、今シーズン終了とともに終わる。
ロバート・サーバーがサンズの組織に関わり続ける限り、我々はスポンサーシップを更新しない。
サンズの副会長であり、マイノリティオーナーのひとりであるジャーム・ナジャフィは先日、サーバーに辞任を要求する声明を発表した。
PayPalはナジャフィに続いて声明を発表した形だ。
また、行政機関も動き始めており、フェニックス市長はサーバーの問題について調査を行い、市のリーダーとしてサーバーに対する対処を検討するとしている。
NBAスターやスポンサーなどから声があがればあがるほど、サーバーにはプレッシャーがかかるだろう。
今後はサンズのマイノリティオーナーと他のNBA29チームのオーナーが協力し、サーバーにフランチャイズの売却を迫る可能性があるという。
なお、NBAはサーバーに複数年の停職処分を科すこともできたが、そうするとサーバーから訴えられる可能性があるため、今回の処分にとどまったとも報じられている。
多くの方面から厳しい声があがる中、果たしてNBAとサーバーはこれらの声にどう対処するのだろうか?
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