ジェイソン・キッドHC「カイリー・アービングにとってはバスケットボールがすべて」
ダラス・マーベリックスは現地6日、ブルックリン・ネッツとのトレードでNBAオールスターポイントガードのカイリー・アービングを獲得した。
コート外の言動が問題視されてきたアービング獲得にあたっては、マブスのフロントオフィスでも意見が分かれていたというが、指揮官のジェイソン・キッドHCによると、マブスはアービングを獲得したことによりNBAチャンピオンを狙えるチームに生まれ変わったという。
キッドHCはアービングについて次のようにコメント。ESPNが伝えている。
彼の才能と能力は我々が必要としていたものであり、我々をより良いチームにするだろう。
彼はチャンピオンを狙えるポジションに我々が到達するのを助けてくれると思う。
彼は世界最高の選手たちと一緒にプレイし、成功してきた。
ルカはドリブルやすべてのプレイを指揮する必要がなくなり、我々に異なるものがもたらされるだろう。
(ジェイレン・ブランソンがいた頃を)振り返ってみると、彼はプレイメイカーとして貢献してくれた。
ただ、JBを悪く言うつもりはないが、カイはレベルが違う。
我々にもうひとつの武器をもたらしてくれる。
誰かがフリーになり、誰かがアドバンテージを得るだろうね。
彼にとってはバスケットボールがすべてだ。
彼は勝利を求めている。
彼はコーチングされることを望んでいる。
彼のような選手がいてくれることは、僕にとって素晴らしい機会になるだろう。
(ドンチッチの使用率は)下がっていくだろう。
健全なことだ。
悪いことではない。
彼は第4Qでより力強いプレイを見せてくれるだろう。
チームは良くなる。
2人の間にリズムと信頼関係が生まれるまで時間がかかるだろう。
だが、カイにとっては勝利こそすべてだ。
マブスはアービングとモリスを獲得したものの、スペンサー・ディンウィディとドリアン・フィニー・スミスを失った。
特にフィニー・スミスの放出によりディフェンスの弱体化が懸念されているが、オーナーのマーク・キューバンによると、若手のジョシュ・グリーンにステップアップを期待しているという。
アービングは現地8日のロサンゼルス・クリッパーズ戦でマブスデビューすると見られている。
ドンチッチは怪我により欠場する見込みであるため、アービングとドンチッチの共闘を見られるのはまだ先になりそうだが、まずはアービングがマブスの一員としてどのようなパフォーマンスを見せるのか楽しみにしたいところだ。
なお、今季のアービングとドンチッチのスタッツは以下の通りとなっている。
– | K・アービング | L・ドンチッチ |
---|---|---|
出場試合数 | 40 | 47 |
平均出場時間 | 37.0 | 36.5 |
平均得点 | 27.1 | 33.4 |
平均リバウンド | 5.1 | 8.9 |
平均アシスト | 5.3 | 8.2 |
平均スティール | 1.0 | 1.5 |
平均ターンオーバー | 2.3 | 3.6 |
FG成功率 | 48.6% | 50.4% |
3P成功率 | 37.4% | 35.3% |
フリースロー成功率 | 88.3% | 72.8% |
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