クリス・ポール、ブレイク・グリフィン、ディアンドレ・ジョーダンを擁した時代のロサンゼルス・クリッパーズは、 NBAタイトルを狙える強豪チームだった。

ベンチにはNBA屈指のスコアラーであるジャマール・クロフォードが控え、JJ・レディックなどアウトサイドオプションも揃っていたクリッパーズは、もし主力選手たちに怪我がなければNBAタイトルをかけて争っていただろう。

だが、クリッパーズを指揮したドック・リバースHCによると、当時のクリッパーズには協調性がなく、NBAチャンピオンを狙えるようなチームではなかったという。リバースHCのコメントをheavy.comが伝えている。

あのチームを卑下するわけではないよ。

だが、当時を振り返って見ると、あのチームでは決して勝てなかったと思う。

我々はグループとしてうまくやれていなかった。

協調性がなければ勝てない。

それが勝利のための唯一の方法だ。

リバースHCによると、いま指揮しているフィラデルフィア・セブンティシクサーズには協調性があり、不平不満を口にする選手がいないという。

チャンピオンになるすべてのチームにとって重要なひとつは、選手たちが納得してプレイするということだ。

全員が納得している。

このチームはボストン以来初めて全員が納得しているチームだ。

不平不満を口にすることがない。

彼らは納得している。

彼らはチームになることを望んでいるんだ。

シクサーズの選手たちを称えた一方で、当時のクリッパーズを批判するかのようなコメントを残したリバースHC。

彼の手腕には賛否両論あるが、もしシクサーズをNBAチャンピオンに導くことができれば、リバースHCは再び評価を取り戻すだろう。