NBAコミッショナーがチームアメリカ対チームワールドのオールスターイベント導入の可能性について「今はフェアではないかもしれない」
近年のNBAではデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチやフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビード、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アンテトクンポ、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチに代表されるように、海外出身のNBAトップスターが誕生している。
今年のNBAドラフト1位でサンアントニオ・スパーズに入団するであろうフランスの至宝ビクター・ウェンバニャマが加わると、ますます海外出身NBA選手の勢力は強まるだろう。
この流れを受け、NBAオールスターイベントの一環として「チームアメリカ対チームワールド」を望む声も少なくない。
だが、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、まだ時期尚早と考えているようだ。
シルバーはチームアメリカ対チームワールドをオールスターイベントに組み込む可能性について質問されると、次のように答えたという。fadeawayworld.netが伝えている。
そのアイディアは以前からある。
歴史的に見ると、選手たちへの公平性という点から、フェアではない状況が生じてしまうと考えている。
NBAは成長し続けているが、アメリカ以外で生まれた選手は25%程度だ。
つまり、25%のグループと75%のグループから選ぶことになり、それは選手たちにとってフェアではないかもしれない。
そう説明したシルバーだが、海外出身のNBA選手はこれからますます増えていくだろう。
ヨーロッパだけでなくアフリカやアジア出身のNBA選手が増えればNBAはますますグローバル化し、どこかのタイミングでチームアメリカ対チームワールドのイベントが実現するに違いない。
なお、シルバーは来年のNBAオールスターゲームについて、以前のイースト対ウェストに戻すことを検討していると明かした。
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