ポール・ピアース「ニコラ・ヨキッチはNBA史上トップ5のパサーですらない」
デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは昨季、平均24.5得点、11.8リバウンド、9.8アシストと、平均スタッツでトリプルダブルに迫るパフォーマンスを見せた。
NBAプレイオフでもトリプルダブルを量産し、”ポイントセンター”の名声をさらに高めたヨキッチ。
だが、NBAレジェンドのポール・ピアースによると、ヨキッチはビッグマンのカテゴリにおいて優れたパサーなのであり、視野をNBA全体に広げると、NBA史上トップ5のパサーではないという。
ピアースはヨキッチについて次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
僕にとって彼(ヨキッチ)は(NBA史上)トップ5のパサーですらない。
彼は最高のビッグマンだ。
純粋なパサーについて議論するのであれば、マジック(・ジョンソン)、ジェイソン・ウィリアムス、(ラジョン・)ロンド、ピート・マラビッチ、ラリー・バードだ。
もしNBA史上最も偉大なパサーについて議論するなら、アイザイア・トーマスやジョン・ストックトン、スティーブ・ナッシュ、クリス・ポールといった選手も加えなければならないだろう。
とはいえ、ヨキッチが素晴らしいパサーであるのは間違いない。
ビッグマンにはアシストのイメージがつきにくいが、ポジションレス化した現代のNBAにおいて、ヨキッチはアシストはもちろん何でもこなせる偉大な選手としてNBAの歴史に名を刻むことだろう。
なお、チームメイトのアーロン・ゴードンは先日、ヨキッチについて次のように語っていた。
彼は型を破った。
マジック・ジョンソンがポイントガードのポジションの型を破ったようにね。
彼はブロック内で支配力を発揮するだけというセンターポジションの型を破ったんだ。
NBA2022-23シーズンの平均アシストランキングトップ10は以下の通りとなっている。
順 | 選手 | 所属 (昨季) | POS | AST |
---|---|---|---|---|
1 | ジェイムス・ハーデン | PHI | SG | 10.28 |
2 | トレイ・ヤング | ATL | PG | 10.11 |
3 | ニコラ・ヨキッチ | DEN | C | 9.75 |
4 | クリス・ポール | PHX | PG | 8.73 |
5 | ルカ・ドンチッチ | DAL | G/F | 8.02 |
6 | ジャ・モラント | MEM | PG | 8.00 |
7 | ダリアス・ガーランド | CLE | PG | 7.61 |
8 | ラッセル・ウェストブルック | LAL LAC | PG | 7.54 |
9 | ジュルー・ホリデー | MIL | PG | 7.43 |
10 | デイミアン・リラード | POR | PG | 7.33 |
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