ワールドカップの出場枠拡大は成功?FIBA事務局長「平等は良いこと」

この夏に開催されたFIBAバスケットボールワールドカップには、ホスト国と世界中の予選を勝ち抜いた32カ国が出場した。
1990年から2002年までは16カ国、2006年から2014年までは24カ国が参加し、前回大会の2019年から32カ国に拡大されたわけだが、FIBAは出場枠の拡大が成功していると分析しているようだ。
FIBAの事務局長を務めるアンドレアス・ザクリスは、ワールドカップの出場枠拡大について次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
平等は良いことだ。
競争力が高まるから、良いことだと思う。
常に高いレベルの大会となるのは良いことだ。
各国のロスターは層がすごく厚くなった。
それは我々が取り組んできたことであり、達成できたんじゃないかな。
32カ国のうち9カ国は前回のワールドカップに出場していなかったんだ。
オリンピックに出場できるのは、わずか12カ国だ。
そのため、32カ国が出場できるワールドカップは、より多くの国にメダル獲得のチャンスが与えられることになる。
ザクリスによると、出場枠が増えたことでどのチームが優勝するのか予想するのが難しくなり、大会がより魅力的になったという。
サッカーとは異なり、バスケットボールにおいてはオリンピックのほうが重視されている。
だが、もしワールドカップの競争力がさらに高まれば、いずれはサッカーのようにワールドカップが世界最大のバスケットボールトーナメントになるかもしれない。
なお、2019年のワールドカップと今年のワールドカップの順位は以下の通りとなっている。。
| 順位 | 2019 | 2023 |
|---|---|---|
| 1 | スペイン | ドイツ |
| 2 | アルゼンチン | セルビア |
| 3 | フランス | カナダ |
| 4 | オーストラリア | アメリカ |
| 5 | セルビア | ラトビア |
| 6 | チェコ | リトアニア |
| 7 | アメリカ | スロベニア |
| 8 | ポーランド | イタリア |
| 9 | リトアニア | スペイン |
| 10 | イタリア | オーストラリア |
| 11 | ギリシャ | モンテネグロ |
| 12 | ロシア | プエルトリコ |
| 13 | ブラジル | ブラジル |
| 14 | ベネズエラ | ドミニカ共和国 |
| 15 | プエルトリコ | ギリシャ |
| 16 | ドミニカ共和国 | ジョージア |
| 17 | ナイジェリア | 南スーダン |
| 18 | ドイツ | フランス |
| 19 | ニュージーランド | 日本 |
| 20 | チュニジア | エジプト |
| 21 | カナダ | フィンランド |
| 22 | トルコ | ニュージーランド |
| 23 | イラン | レバノン |
| 24 | 中国 | フィリピン |
| 25 | モンテネグロ | メキシコ |
| 26 | 韓国 | アンゴラ |
| 27 | アンゴラ | コートジボワール |
| 28 | ヨルダン | カーボベルデ |
| 29 | コートジボワール | 中国 |
| 30 | セネガル | ベネズエラ |
| 31 | 日本 | イラン |
| 32 | フィリピン | ヨルダン |


