ラッセル・ウェストブルックが自らベンチ出場を提言
ロサンゼルス・クリッパーズは現在6連敗中と、厳しい状況を強いられている。
NBAスターのラッセル・ウェストブルック、ジェイムス・ハーデン、ポール・ジョージ、カワイ・レナード擁する新生クリッパーズはケミストリーを構築することができず、ハーデンのデビュー後は5戦全敗。
指揮官のタイロン・ルーHCをはじめ、ジョージなどクリッパーズの選手たちは「犠牲にならなければならない」とチームの問題点を指摘している中、闘将ウェストブルックがまず犠牲になることを決断したようだ。
bleacherreport.comによると、ウェストブルックはクリッパーズのコーチ陣に対し、ファーストユニットから外れ、セカンドユニットでプレイすることを自ら提案したという。
ウェストブルック、ハーデン、ジョージ、レナードが共にコートに立った時のネットレーティングは、約58分間でマイナス14.1。
ハーデンが加わる前、ウェストブルック、ジョージ、レナード、ロバート・コビントンが共にコートに立った時のネットレーティングは、約51分間でプラス38.0だったため、ルーHCはファーストユニットのうち1人を早めにベンチに下げる戦略を取り始めていた。
ウェストブルックはコーチ陣に対し、「ファーストユニットのケミストリーを構築しやすくするために、僕のエネルギーをセカンドユニットで使ってはどうか?僕は勝つためなら何でもやりたい」と伝えたというが、ウェストブルックがセカンドユニットでプレイすることにより、ボールポゼッションの問題解決につながるのはもちろん、ルーHCの負担も軽くなるだろう。
なお、ウェストブルックはロサンゼルス・レイカーズ時代にベンチから出場した経験があるが、当時はコーチ陣からの提案によるものであり、今回は自発的にセカンドユニットでプレイすることを提案したと報じられている。
ウェストブルックのハーデン加入後と加入前のスタッツは以下の通りとなっている。
– | ハーデン加入前 | ハーデン加入後 |
---|---|---|
G | 5 | 5 |
MP | 33.8 | 27.6 |
PTS | 15.2 | 12.8 |
TRB | 7.8 | 6.2 |
AST | 7.0 | 4.4 |
STL | 2.2 | 1.6 |
BLK | 0.6 | 0.0 |
TO | 3.8 | 2.8 |
FG% | 51.6% | 41.8% |
3P% | 38.9% | 21.4% |
FT% | 50.0% | 71.4% |
+/- | +12.8 | -5.4 |