70得点のジョエル・エンビード「チームメイトたちがボールを回し続けてくれた」
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードは、現地22日に行われたサンアントニオ・スパーズ戦でフランチャイズ記録となる70得点をマークし、チームを勝利に導いた。
NBAレジェンドのウィルト・チェンバレンが1967年に記録した68得点を上回り、シクサーズ史上1試合最多得点を記録したエンビード。
だが、エンビードによると、70得点を記録できたのはチームメイトたちのサポートが大きかったという。
エンビードは70得点のパフォーマンスについて質問されると、次のようにコメント。basketnews.comが伝えている。
素晴らしい夜だった。
前に何度か言ったが、チームメイトたちはものすごくアンセルフィッシュだ。
僕にボールを回し続けてくれた。
ただフィニッシュするだけだった。
これほど何本もショットを撃つことになるとは、人生を通して一度も思ったことがなかった。
だが、何本も撃てばそのうち何本かは入るだろうし、ビッグゲームになることもあるだろうね。
スパーズのアシスタントコーチを務めるブレット・ブラウンは、シクサーズ時代にヘッドコーチとしてエンビードを支えた人物だ。
エンビードによると、ブラウンに成長と感謝を示すことができたという。
彼に見せることができて良かった。
僕のキャリアは彼とともに始まった。
僕の最初のコーチだ。
僕にたくさんのことを教えてくれた。
バスケットボールのことだけではなく、オフ・ザ・コートのことも教えてくれた。
僕の成長において重要な人だから、彼に会えるのはいつだって良いものだ。
エンビードは第3QでNBAキャリアベストの59得点を記録していた。
その時に70得点を目指すことは考えていなかったという。
第1Qで24得点を記録し、第2Qは少しもたつき、前半を終えた時点で30得点以上だった。
第3Qはかなり良いスタートを切れたが、試合の流れ次第だった。
59得点を記録した時、試合はまだ接戦だった。
だから、コートに戻らなければならないと思っていたんだ。
コートに戻ったらチャンスがあったから、スコアリングしただけさ。
18年前の同じ日、NBAレジェンドのコービー・ブライアントは81得点を記録した。
そのことを知らされたエンビードは、こう語った。
すごいことだ。
僕がバスケットボールを始めたのは遅かったが、コービーはお気に入りの選手だった。
僕がバスケットボールを始めた理由は彼だ。
おもしろいよね。
同じ日に僕のお気に入りの選手だった彼は81得点を記録したんだ。
エンビードは現在21試合連続で30得点以上を記録している。
もしこのパフォーマンスを続けることができれば、2年連続でMVPに選出される可能性は高まるだろう。
これからしばらくの間、NBAはエンビードを中心に回ることになりそうだ。
なお、エンビードの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 32 | 426 |
MP | 34.3 | 32.0 |
PTS | 36.1 (キャリアハイ) | 27.9 |
TRB | 11.6 | 11.2 |
AST | 5.9 (キャリアハイ) | 3.6 |
STL | 1.2 (キャリアハイ) | 0.9 |
BLK | 1.9 (キャリアハイタイ) | 1.7 |
TO | 3.6 | 3.4 |
FG% | 53.9% | 50.4% |
3P% | 36.3% | 33.8% |
FT% | 88.7% (キャリアハイ) | 82.5% |