今季のゴールデンステイト・ウォリアーズは厳しい戦いを強いられているものの、ここ最近は調子を上げつつように見える。

その大きな要因とされているのが、NBAからの出場停止を終えて復帰したドレイモンド・グリーンだ。

NBA屈指のディフェンダーでありプレイメイカーであるグリーンは、その能力を遺憾なく発揮し、ウォリアーズにつながりをもたらしている。

ウォリアーズを指揮するスティーブ・カーHCも、グリーンの存在の大きさを実感しているのかもしれない。

カーHCはグリーンについて次のようにコメントしたという。basketnews.comが伝えている。

彼はすごく良いプレイをしている。

我々のディフェンスをすごく改善してくれている。

この新たなラインナップを採用したことにより、我々のプレイはより速く、よりアスレチックになり、相手の前にとどまる能力が高まったように思う。

彼はミドルラインバッカーだ。

また、カーHCはグリーンのリハビリプロセスについて、次のように明かした。

彼はものすごく集中している。

彼は起こしてしまったこと、離脱してしまったことを謙虚に受け止めている。

（出場停止中は）彼がどれほどバスケットボールを愛しているのか、このチームの一員でいたいと思っているのか、この機会を失いたくないと思っているのか、そういったことについて考える時間になったんじゃないかな。

ウォリアーズではジョナサン・クミンガとアンドリュー・ウィギンスの相性の悪さが問題となっていたが、グリーンがラインナップに入ったことにより彼らにも繋がりが生まれ始めている。

もしウォリアーズが白星を重ねるようになれば、グリーンに対する評価はますます高まるに違いない。

なお、グリーンの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。

–	2023-24	NBAキャリア
G	21	779
MP	26.5	28.7
PTS	9.3	8.7
TRB	6.2	6.9
AST	6.1	5.6
STL	0.7	1.3
BLK	0.9	1.0
TO	2.4	2.3
FG％	48.9％	45.0％
3P％	42.1％ （キャリアハイ）	31.8％
FT％	80.5％	71.4％