サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマは、NBAドラフト1位選手に値するパフォーマンスを見せている。

まだルーキーということもあり、今季は多くを学ぶ時間になったと思われるが、ウェンバンヤマを毎日のように見ているNBAファンは彼の成長を実感することができていないかもしれない。

だが、元NBA選手であり、キャリアの大半をスパーズで過ごしたショーン・エリオットによると、ウェンバンヤマは確実に成長しているという。

エリオットはウェンバンヤマについて次のようにコメント。hoopshype.comが伝えている。

彼のゲームにはわずかだが、確かに変化が見られた。

そのひとつは、ポストでのプレイを学んでいることだと思う。

彼はNBAのフィジカルに適応し始めている。

彼は先週のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で、ローポストでパワードリブルを2回つき、ディフェンダーの上からダンクを決めた。

フィジカルが強くなり、相手を押し込めるようになった。

シーズン序盤はそうではなかったよね。

彼はローポストでボールをもらえなかった場合、ウィングに動く傾向があった。

つまり、ローポストのポジションを放棄していたが、今は違うんだ。

シーズン序盤のウェンバンヤマがウィングに移動していたのは、パワーフォワードのポジションでプレイしていたことも関係しているのかもしれない。

とはいえ、多くのNBAスターたちと対峙することで経験を積んだウェンバンヤマは、間違いなくNBAゲームにアジャストし始めている。

ウェンバンヤマはNBAキャリア2年目となる来季、さらに成長した姿を見せてくれるに違いない。

なお、ウェンバンヤマの今季のスタッツは以下の通りとなっている。

–	2023-24
G	70
MP	29.6
PTS	21.3
TRB	10.6
AST	3.8
STL	1.2
BLK	3.6
TO	3.6
FG％	46.5％
3P％	32.2％
FT％	79.7％