ジョエル・エンビードがマクロン大統領に贈ったフランス代表入りを約束した書簡がリークされてしまう
NBAオールスタービッグマンのジョエル・エンビードは、カメルーン代表もしくはフランス代表もしくはアメリカ代表としてパリオリンピックに出場することができた。
当初はフランス代表入りすると見られていたものの、エンビードはアメリカで生活する子どものことを考え、チームUSA入りを決断。
エンビードを決定を受け、フランスバスケットボール連盟の幹部たちは「ジョエル・エンビードはフランス代表入りを約束していた」などと恨み節を口にしているが、エンビードはフランス大統領にも代表入りを約束していたようだ。
basketnews.comによると、エンビードがエマニュエル・マクロン大統領に送ったとされるフランス代表入りを切望する旨の書簡がリークされたという。
あなたがバスケットボールとバスケットボールの発展、スポーツがフランスに名誉をもたらすことに心から関心を持っていることを僕は知っている。
僕はNBAシーズンについて話すためだけにこれを書いているわけではない。
NBAシーズンが開幕し、僕の所属クラブであるフィラデルフィア・セブンティシクサーズには大きな期待がある。
僕はリーダーの役割を担っており、このチームを優勝候補にするために真剣に取り組んでいる。
僕はフランスについてあなたに話したいと思ってこれを書いている。
僕は若い頃の大半をアメリカとフランスで過ごしたが、国籍はカメルーンだ。
1994年にヤウンデで生まれた。
だから、カメルーンはこれからもずっと僕のアイデンティティの重要な部分であり続けるだろう。
だが、フランス人の側面もある。
実際に僕の家族の中にはフランス人がいるし、僕もフランスでよく過ごしている。
機会があるたびに、クールトリーとクールクロンヌにいる叔母のスザンヌとルーシー、エヴリーにいる従兄弟のピエールの元を訪れている。
2009年の夏休みはフランスで過ごし、楽しい思い出をたくさんつくった。
7月はずっと首都で過ごした。
今も定期的にパリを訪れている。
僕はパリを第二の故郷にしたいと願っているんだ。
フランスバスケットボール連盟と話し合った結果、僕は決めた。
フランスに帰化し、代表チームのセレクションを受ける資格を得るために手続きしたいと考えている。
つまり、僕は他の代表チームでプレイすることを望んでいない。
その旨の文書を内務省と外務省にも送った。
僕は代表チームのユニフォームを着てプレイしたことがない。
フランス代表チーム入りし、今後の主要な国際大会、まずは2024年のオリンピックとパラリンピックに参加できるのは、僕にとってすごく光栄なことだ。
これらの要求の難しさや意味するもの、手続きの複雑さについては理解している。
これらの取り組みについて、あなたに支援してほしい。
あなたの支援がなければ、これらの取り組みは成功しない。
フランスのバスケットボールとそのリーダーたち、そして僕たちが共有している目標を手助けするためにも、僕はもちろん奉仕させてもらう。
僕の要求に耳を傾けてくれてありがとう。
大統領、僕の表明を信じてください。
これが本当にエンビードの書簡であるなら、フランスバスケットボール連盟が怒りを抑えられないのは不思議ではないのかもしれない。
USAバスケットボールは先日、パリオリンピックに出場するロスター12選手を発表した。
もちろんエンビードもロスター入りしたが、パリオリンピックではエンビードに対する激しいブーイングが巻き起こることになりそうだ。