元NBAスターのアマレ・スターダマイヤーがニックスを去った理由とは?
2002年のNBAドラフト9位でフェニックス・サンズに入団し、中心選手のひとりとして活躍したアマレ・スターダマイヤーは、NBAキャリア8年をサンズで過ごした後にニューヨーク・ニックスへ移籍した。
スターダマイヤーにはカーメロ・アンソニーと共にニックスをNBAチャンピオンに導く働きが期待されていたものの、スターダマイヤーはニックスで4シーズン過ごした後にダラス・マーベリックスへ移籍。
その大きな理由は、フィル・ジャクソンが取り入れたトライアングルオフェンスにあったようだ。
スターダマイヤーは先日ゲスト出演したポッドキャストでニックスからマブスへ移籍した理由について質問されると、次のように答えたという。fadeawayworld.netが伝えている。
聞いてくれ。
僕は(ニックスを)出ていかなければならなかった。
当時の僕たちは17勝くらいで終わった。
あの状況に固執すべきではなかった。
誰もトライアングルオフェンスに賛同していなかった。
ロッカールームには分断があったんだ。
サンズ時代にアップテンポなシステムで成功を収めたスターダマイヤーによると、スローペースなトライアングルオフェンスには違和感を覚えたという。
ジャクソンはマイケル・ジョーダン時代のシカゴ・ブルズとコービー・ブライアント時代のロサンゼルス・レイカーズにトライアングルオフェンスを導入し、NBAチャンピオンに導いた。
だが、トライアングルオフェンスはニックスの選手たちに不評で、特にカーメロ・アンソニーは嫌悪感を表していた。
なお、スターダマイヤーはニックスを離れた後にマブスとマイアミ・ヒートで1年半プレイした後にイスラエルのマッカビ・テルアビブに移籍。
国内リーグで2度優勝に導き、同国バスケットボール界のレジェンドとなって現役を引退した。
スターダマイヤーのニックス時代とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2010-15 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 255 | 846 |
MP | 29.1 | 31.0 |
PTS | 17.3 | 18.9 |
TRB | 6.7 | 7.8 |
AST | 1.3 | 1.2 |
STL | 0.6 | 0.8 |
BLK | 1.1 | 1.2 |
TO | 2.2 | 2.3 |
FG% | 51.8% | 53.7% |
3P% | 31.9% | 23.6% |
FT% | 77.5% | 76.1% |