トム・ティボドーHCが一度も退場させられたことがない理由とは?
ニューヨーク・ニックスを指揮するトム・ティボドーHCは、ヘッドコーチとしてNBA900試合以上を経験しているベテランコーチだ。
コーチの多くはテクニカルファウルなどで退場を命じられた経験があるだろうが、ティボドーHCは一度もない。
元NBAレフェリーのスティーブ・ハピーによると、ティボドーHCは感情的になることもあるものの、レフェリーに対して常に敬意を持って接しているという。
ハピーはティボドーHCについて次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
彼はすべてのプレイに文句を言うわけではなかった。
一線を越えることもなかった。
彼が少し文句を言い始めると、レフェリーたちは彼に敬意を払ったものだ。
なぜなら、彼は我々に敬意を持って接してくれたからね。
ティボドーHCはセーレム州立大学を卒業すると、同大学のアシスタントコーチとしてコーチングキャリアをスタート。
25歳の若さでコーチになったティボドーHCは同大学のヘッドコーチ、ハーバード大学のアシスタントコーチを経て、1989年にミネソタ・ティンバーウルブズのアシスタントコーチに就任。
ウルブズ、サンアントニオ・スパーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ニックス、ヒューストン・ロケッツ、ボストン・セルティックス(アソシエイトHC)でアシスタントコーチとして働いた後、2010年にシカゴ・ブルズでNBAヘッドコーチデビューを果たした。
NBAコーチ・オブ・ザ・イヤー2度受賞を誇るティボドーHCが注目を集めることは少ないが、リスペクトすべき人物としてレフェリーたちの記憶に残り続けることだろう。