近年のNBAでは、確かな実績を残したヘッドコーチが解雇されるのも珍しくない。
ここ最近では、NBAプレイオフが迫っているにもかかわらずメンフィス・グリズリーズとデンバー・ナゲッツがヘッドコーチを解雇。
このタイミングでの解雇にはさまざまな声があがっているが、NBAレジェンドのカーメロ・アンソニーによると、コーチの給料をチームのサラリーキャップに含めれば、このような事態は発生しにくくなるという。
アンソニーはマローンが解雇されたことを受け、次のようにコメント。larrybrownsports.comが伝えている。
なぜコーチたちにあれほど金を払っておいて、簡単に「もう辞めていい。だが、金は払う」となるんだ?
違うよね?
4年契約を結んだなら4年いる。
成績は関係ない。
コーチに7500万ドルも払って無駄にするな。
2年で解雇し、そのうえ金を支払い続けなければならないのか?
違う。
コーチを続けさせなければならない。
成績は関係ない。
チームが強くても弱くても、契約満了まで働く。
コーチの給料もチームのサラリーキャップに含めるべきだ。
僕はそう言っている。
そうすれば、チームはコーチを簡単に解雇できなくなるだろう。
サラリーキャップには選手のサラリーのみがカウントされる。
つまり、コーチやスタッフの給料はカウントされないため、チームはサラリーキャップの問題を気にすることなく契約したり解雇したりすることができる。
アンソニーの提案を実現させるためには関係各所の賛同を得なければならないだろうが、コーチたちが給料を制限されることを嫌がる可能性は十分ありそうだ。