ふくらはぎを負傷し、NBAプレイオフの試合に出場できなくなったと報じられたサージ・イバカだが、ここに来て再び復帰説が浮上している。

日本時間24日の時点でイバカのふくらはぎには改善が見られ、今後は毎日様子を見ていくという。

サンアントニオ・スパーズとのシリーズ第3戦に出場する可能性もあると報じられている。

ディフェンスの核を失ったオクラホマシティ・サンダーは、シリーズ0勝2敗と窮地に追い詰められている。

イバカの復帰は、サンダーにひとつの希望を与えるものになるだろう。

サンダーのサム・プレスティGMは、イバカの状態について次のようにコメントした。

「この数日における彼の改善は驚くべきものだよ。ここに立って、イバカ復帰について話せるようになるなんて、我々の誰も予想してなかったんだ。本当に感謝したい」

一方、スパーズのグレッグ・ポポビッチHCはイバカの復帰に驚きながらも、次のように話している。

「彼は復帰すると思ってたよ。良いことだよね。NBAプレイオフに出られなくなるなんて、誰も望んじゃいない。我々にも経験があるから。もし彼が復帰するなら、いや確実に復帰するかな、それはすごいことだと思う」

NBAプレイオフで平均12.2得点、7.3リバウンド、2.2ブロックショット、FG成功率62％を記録しているイバカの存在は、サンダーにとって非常に大きい。

ブロックショット・キングが離脱したことで、サンダーのインサイドが弱体化したのは明らかだ。

スパーズのダニー・グリーンも、イバカの復帰に危機感を強めている。

「彼は間違いなくNBAで最高のディフェンシブ・プレイヤーのひとり。リバウンド、ブロックショットなど、彼がいるとリング周辺のプレイがすべて変わるんだ。願わくば、完全な状態で出てきてもらいたくない」

マヌ・ジノビリは、「同じことを続けるだけだ。彼が復帰するからといって、戦術を変えるつもりはない。確かに彼はペイントエリア内で存在感がある。ブロックショットはもちろん、ジャンパーもあるしね。でも、僕たちの考えは変わらないよ」とコメントした。

サンダーのスコット・ブルックスHCは、イバカの復帰が確定事項ではないことに触れたうえで、「我々は彼なしでスパーズを倒すことを考えてる。それは変わらない。彼が毎日様子を見る状態だってことは知ってるけど、まだ復帰できるかわからないしね」と話している。