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デニス・ロッドマン「パール・ジャムに命を救われた」

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デニス・ロッドマン「パール・ジャムに命を救われた」

レジェンドのデニス・ロッドマンは以前、今は亡きクレイグ・セイガーに命を救われたことを明かした。

セイガーによると、当時のロッドマンは銃を持っており、自殺しそうな雰囲気だったという。

そしてセイガーが他界した際、ロッドマンはセイガーに感謝の意を表した。

だが、ロッドマンの命を救ったのはセイガーだけではなかったのかもしれない。

ロッドマンによると、デトロイト・ピストンズに所属していた1993年に自ら命を断つことを考えていたという。ロッドマンのコメントをfoxnews.comが伝えている。

「ある日、メモを残してパレス(ピストンズのホームアリーナ)の駐車場に言ったんだ。車の中には銃があった。銃は俺の手の中にあった。でも、何かしらの理由で音楽をかけた。この歌、この音楽を聞き、自問自答した。(自殺しようと思った原因は)バスケットボールとはまったく関係なかった。俺が求めていた愛が関係してた。その愛は、突然俺のもとを去ったんだ」

「そしてこの曲が流れた。パール・ジャムさ。『Even Flow』と『Black』などが流れた。銃を膝に置いて、パール・ジャムを聞きながら眠りに落ちた。起きたら警官たちに囲まれてた。何が起こってるのか分からなかったよ。銃を持ってたことを完全に忘れてたんだ。彼らは俺を車から出した。そういうことだった。バスケットボールのゲームが原因じゃなかった。俺は人生おいて愛されたかったから、裏切られたような気分になってたんだ」

1992年までピストンズのヘッドコーチを務めていた恩師のチャック・デイリーなどがチームを去り、ロッドマンは裏切られた気分になったと共に、強い孤独を感じるようになったという。

現在のNBAはプレイヤーたちに対するサポート体制が完備されているが、当時は十分なサポートがなかったのだろう。

その後、ロッドマンはマイケル・ジョーダンと共にシカゴ・ブルズのスリーピートに貢献し、NBA史上最も偉大なリバウンダーのひとりとなった。

パール・ジャム、そしてセイガーに感謝してもしきれないに違いない。

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