ビル・ラッセル 殿堂入りリングを44年後に受け取る
NBA史に残るレジェンド、ビル・ラッセルは、1975年に殿堂入りを果たした。
だが、人種差別とも戦い続けてきたラッセルは、殿堂入りのリングを受け取らずにいた。
それから44年が経ち、ついにラッセルが殿堂入りリングを受け取ったようだ。
CBS Sportsによると、ラッセルは殿堂入りリングを44年間も受け取らなかった理由について、こう説明したという。
「1975年、私は殿堂入りする初の黒人プレイヤーになるのを拒否した。私の前に、他の誰かがその栄誉を授かるべきだと思ったんだ。チャック・クーパーが殿堂入りするのを見られて良かったよ」
クーパーはアフリカ系アメリカ人として初めてNBAチームからドラフトされ、初めてNBAプレイヤーになったが、殿堂入りしたのは今年だ。
人種差別問題に向き合い続けたラッセルにとって、クーパーの殿堂入りはひとつの区切りともなったのであろう。
妻や親しい友人たちとプライベートセレモニーを開催したというラッセル。
ラッセルはコート上のプレイだけでなく、コート外でも素晴らしい行動を続けたレジェンドとして、これからも語り継がれていくに違いない。
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