今季のMVP最有力候補は、ミルウォーキー・バックスをリーグトップの成績に導いているヤニス・アンテトクンポであろう。

多くのアナリストもアンテトクンポのMVP受賞を予想しており、現時点ではその可能性が最も高いように思える。

だが、元NBAプレイヤーのケンドリック・パーキンスは、少し異なる見方をしているようだ。

パーキンスによると、強豪ひしめくウェスタン・カンファレンスでプレイしているレブロン・ジェイムスのほうがMVPにふさわしいという。パーキンスのコメントをclutchpoints.comが伝えている。

「レブロン・ジェイムスがイーストにいた時、『彼はイーストにいる』という感じだったよね。彼がクリーブランド（・キャバリアーズ）に戻ってきてから、MVPを4度逃した。なぜかって？その理由は、彼がイーストにいたからさ。その間、MVPはウェスタン・カンファレンスのプレイヤーが受賞した。なぜなら、彼らはウェストを騒がせる活躍を見せていたからね」

「なぜヤニスにも同じ見方をしないんだ？彼はイーストにいる。イーストは（ウェストより）弱い。レブロン・ジェイムスはいない。カワイ・レナードもいない。レブロンはウェスタン・カンファレンスで才能を活かしてる。彼のチームはウェストでナンバーワンだ」

そう話すパーキンスだが、やはりMVP最有力候補はアンテトクンポであろう。

アンテトクンポ率いるバックスは今季、ロサンゼルス・レイカーズをはじめとしたウェストの強豪チームにも勝利しており、レギュラーシーズンを1カ月以上残しているにもかかわらずプレイオフ進出を決めた。

アンテトクンポが2年連続となるMVPに輝いた時、パーキンスの反応にも注目したいところだ。