ネッツがウィルト・チェンバレンに現役引退13年後に契約オファー?
ウィルト・チェンバレンはNBA史上最も偉大なセンタープレイヤーのひとりだ。
キャリア3年目の1961-62シーズンには平均50.4得点を叩き出し、数々の偉業を達成したチェンバレン。
36歳だった1972-73シーズンを最後に現役を引退したものの、その後も体を鍛え続けていたというチェンバレン。
その仕上がりがあまりに良かったのか、チェンバレンによると、現役引退から13年が経過した1986年、ブルックリン・ネッツからレギュラーシーズン最後の7試合とプレイオフに出場するよう契約オファーがあったという。
チェンバレンは当時について次のようにコメント。The Los Angeles Timesが伝えている。
私は常にプロアスリートたちとトレーニングしている。
自分の身体に何ができるのか、自分に何かできるのかを分かっている。
毎日トレーニングさ。
水泳をしたり、走ったり、エアロビクスをしたり、柔軟をしたりすることもある。
ウェイトリフトは週に3~4回だ。
バレーボールとラケットボールもする。
現役の頃より11~13kgくらい軽くなったんだ。
(ネッツからのオファーは)まったく検討しなかった。
チームへの影響を考えることなくシーズン最後のゲームに加わるなんて、
ジョークのようだよね。
フェアじゃない。
私の体調について、彼らは質問さえしなかった。
風邪をひいていないか、歯が痛くないかさえ訊いてこなかったんだ。
私はプロバスケットボールプレイヤーたちとあまりに尊敬している。
シーズンを戦い抜き、世界の誰よりも優れたプレイをしている彼らと戦えるとは思えなかったのさ。
現役時代は1試合100得点という驚異的な数字を記録し、圧倒的なパフォーマンスを見せていたチェンバレン。
ここ最近はGOAT議論が白熱し、マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアント、レブロン・ジェイムスといった名前が頻繁に出るようになった。
だが、現役引退から13年後にNBAチームからオファーをもらったレジェンドはチェンバレン以外にいないだろう。
ルールに違いがあり、簡単に比較することはできないが、真のGOATはチェンバレンなのかもしれない。
なお、チェンバレンのキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
出場試合数 | 1045 |
平均出場時間 | 45.8 |
平均得点 | 30.1 |
平均リバウンド | 22.9 |
平均アシスト | 4.4 |
FG成功率 | 54.0% |
フリースロー成功率 | 51.1% |
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