リチャード・ハミルトン「デリック・ローズは巨大な契約の意味を分かっていなかった」
元MVPのデリック・ローズは、シカゴ・ブルズの一員としてプレイしていた2011-12シーズンに5年約9400万ドルの延長契約を交わした。
それだけでなく、世界的スポーツブランドであるアディダスと約3億ドルの契約を締結。
合計約4億ドルもの契約を手にすることとなったが、当時チームメイトだったリチャード・ハミルトンによると、ローズはその凄まじさを理解していなかったという。
ハミルトンは当時のローズの様子について次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
ロッカールームにいた時のことだ。
私は彼にこう言ったんだ。
「ブラザー、君は4億ドルの契約を手にしたことを分かっているのかい?」とね。
彼は気まずそうに笑っていて、その衝撃を分かっていなかった。
試合後、私は彼の兄のレジーに「おめでとう」と伝えたのだけれど、彼はこう言っていたんだ。
「リップ、僕の弟は何が起きたのかさえ分かっていない。僕に電話してきて、ベントレーを買っていいかどうか訊いてきたんだ」とね。
そういう男って他にいるかい?
4億ドルを稼ぐ男がベントレーを買っていいかどうか兄に訊くなんてね。
彼がどんな男なのか分かるんじゃないかな。
ローズにとってベントレーは初めての高額な買い物だったのだろうか?
コートでは大胆なプレイで相手を圧倒していたものの、プライベートでは謙虚な性格だったようだ。
なお、ローズはそのシーズンに前十字靭帯断裂という重傷を負い、キャリアの転落が始まった。
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