カイリー・アービング「オーランドでの再開を支持しない」
ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは現地12日、オーランドでのシーズン再開に対する懸念点を話し合うため、約80人のNBAプレイヤーを集めてオンライン会議を開催した。
シーズン再開の懸念点として挙げられるのは、安全性が100%確保されていないこと、世界中に広がっている抗議活動をより重視することだ。
オンライン会議に参加した多くのプレイヤーは、後者を懸念点として挙げている模様。
RealGMによると、アービングはオーランドでのシーズン再開に明確に反対し、こう話したという。
僕はオーランドに行くことを支持しない。
人種差別やバカみたいなことには反対だ。
何か怪しいにおいがする。
僕たちが認めようと認めまいと、朝起きるたびに黒人としてターゲットにされるんだ。
オンライン会議にはクリス・ポール、カーメロ・アンソニー、ドノバン・ミッチェル、ドワイト・ハワード、エイブリー・ブラッドリー、マルコム・ブログドン、CJ・マッコラム、ジョエル・エンビード、ジャスティン・ホリデー、スペンサー・ディンウィディ、ハリソン・バーンズ、アル・ファルーク・アミーヌ、トバイアス・ハリス、カイル・ラウリー、マイク・コンリー、ザック・コリンズ、マイルズ・ターナーなどが参加したという。
アンソニーは「一丸となることが重要であり、若手たちが声を上げられるようにしなければならない」、ハワードは「ゲームをプレイすることは、現在の問題から国の注意を反らしてしまう」と主張したと報じられている。
このうちアービング、アンソニー、ハワード、ミッチェルは再開後のシーズンに参加しない可能性があると報じられたが、ミッチェルはこれを否定した。
なお、NBAは選手たちの意思を尊重し、再開後のシーズンに参加しないのを認める方針であり、罰則を科すこともないとしている。
参加しない分のサラリーは支払われない見込みだが、この動きが広がればシーズン再開自体が危うくなってしまうかもしれない。
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