ライアン・ホリンズ「セルティックスはレブロン・ジェイムスをソフトと見ていた」
レブロン・ジェイムス、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュを擁したマイアミ・ヒートは、2011-12シーズンのプレイオフカンファレンスファイナルでボストン・セルティックスを4勝3敗で下すと、NBAファイナルでオクラホマシティ・サンダーに4勝1敗で勝利し、悲願のタイトル獲得を達成した。
その前年はファイナルに進出したものの、ダラス・マーベリックスに敗れ、不甲斐ないパフォーマンスに終わったジェイムスに批判が集中。
特にクラッチタイムのパフォーマンスに批判が集まったが、セルティックスはそのイメージを強く持ちすぎていたのかもしれない。
元セルティックスのライアン・ホリンズによると、ポール・ピアースをはじめとしたセルティックスの選手たちはジェイムスのことをソフトと見ていたという。
ホリンズは当時を振り返り、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
我々はレブロンのことをソフトと見ていた。
第4Qで彼が覚醒することはないと思っていたし、彼は本物の男ではないと思っていた。
タフな状況になると、彼はプレイを成功させられなくなると思っていたんだ。
一方、ポールはクラッチタイムに自分のショットを決めるのを得意としていたのさ。
その後、ジェイムスはクラッチタイムで数々のビッグプレイを成功させ、かつての批判を覆してみせた。
ジェイムスを甘く見ていたセルティックスが、クラッチタイムのジェイムスを覚醒させてしまったのかもしれない。
なお、当時のセルティックスとのシリーズにおけるジェイムスのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | 第4戦 | 第5戦 | 第6戦 | 第7戦 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出場時間 | 43:53 | 47:39 | 43:18 | 48:06 | 45:20 | 44:49 | 47:32 |
得点 | 32 | 34 | 34 | 29 | 30 | 45 | 31 |
リバウンド | 13 | 10 | 8 | 6 | 13 | 15 | 12 |
アシスト | 3 | 7 | 5 | 3 | 2 | 5 | 2 |
スティール | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 |
ブロック | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 |
ターンオーバー | 3 | 1 | 3 | 7 | 3 | 4 | 3 |
ファウル数 | 2 | 2 | 4 | 6 | 1 | 3 | 0 |
FG成功率 | 59.1 | 35.0 | 61.5 | 48.0 | 44.0 | 73.1 | 42.9 |
3P成功率 | 0% | 33.3% | 25.0% | 33.3% | 33.3% | 50.0% | 20.0% |
FT成功率 | 66.7% | 75.0% | 20.0% | 50.0% | 75.0% | 55.6% | 70.6% |
コメントを残す