カーメロ・アンソニーがロケッツにフィットしなかった理由を語る
今から約2年前、カーメロ・アンソニーはヒューストン・ロケッツに電撃移籍した。
当時のロケッツにはNBAを代表するスーパースターのクリス・ポールとジェイムス・ハーデンも在籍しており、アンソニーを加えたロケッツにはNBAタイトルの期待がかかっていた。
だが、アンソニーはマイク・ダントーニのシステムにフィットすることができず、わずか10試合に出場したのみでロケッツと決別。
では、当時のアンソニーはロケッツでのプレイをどう感じていたのだろうか?
アンソニーによると、ロケッツに移籍した当初から蚊帳の外に置かれている感覚があったという。
アンソニーは当時を振り返り、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
ヒューストンに到着した時、僕は本当に疎外されているように感じた。
だが、CPがいたし、PJ(・タッカー)とジェイムスがいたから、うまくいくと思っていた。
僕はあのチームにとって最後のピースだったんだ。
だが、彼ら(ロケッツ)はそう思っていなかった。
彼らは僕にコーナーシューターになってもらいたがっていた。
コーナーに走り、スポットアップする。
まったくうまくいかなかったんだ。
まず第一に、ベンチから出て3本連続で3Pショットを撃つことはできなかった。
ロケッツではそれができなかったのさ。
アンソニーはキャッチ&シュートを持ち味とするプレイヤーではなく、ボールを持ち、1on1で攻めるスタイルを得意としていた。
ロケッツではハーデンとポールがボールを支配していたため、アンソニーによると、ショットのリズムを掴むことができなかったという。
ロケッツと決別してから約1年後、アンソニーはポートランド・トレイルブレイザーズの一員としてNBAに復帰。
一時は現役引退を勧める声も聞こえていたが、アンソニーは重要なスコアラーのひとりとして活躍し、NBAでまだまだ通用することを証明した。
アンソニーの次の所属先はまだ決まってないものの、彼のスタイルにフィットするチームと契約できることを祈りたい。
なお、アンソニーの今季のNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 今季スタッツ | キャリアスタッツ |
---|---|---|
出場試合数 | 58 | 1122 |
平均出場時間 | 32.8 | 35.7 |
平均得点 | 15.4 | 23.6 |
平均リバウンド | 6.3 | 6.5 |
平均アシスト | 1.5 | 2.9 |
平均スティール | 0.8 | 1.0 |
平均ターンオーバー | 1.7 | 2.6 |
FG成功率 | 43.0% | 44.8% |
3P成功率 | 38.5% | 34.9% |
フリースロー成功率 | 84.5% | 81.2% |
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