ポール・ピアースが試合中にケビン・ガーネットをリクルートした過去を明かす
ポール・ピアースとケビン・ガーネットは、ボストン・セルティックスをNBAチャンピオンに導いた偉大なレジェンドだ。
2006-07シーズンのセルティックスは24勝58敗にとどまり、NBAプレイオフに進出することすらできなかったものの、2007年夏にガーネットとレイ・アレンを獲得すると、チーム力は格段にアップ。
ビッグ3が揃ったセルティックスは1年前とはまったく異なるNBAチームとなり、コービー・ブライアント擁するロサンゼルス・レイカーズを下してNBAタイトルを勝ち取った。
だが、ピアースはガーネットを獲得すればセルティックスがNBAタイトルを獲得できると確信していたのかもしれない。
ピアースによると、ガーネット率いるウルブズとの試合中に、セルティックスのオーナーに対してガーネットを獲得するように進言していたという。ピアースのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
彼(ガーネット)がミネソタにいた時で、シーズン終盤だった。
僕たちはプレイオフのように激しく争っていた。
シーズン最後の1試合のようにプレイしていたんだ。
彼のチームはプレイオフに進出できず、ボストンもプレイオフに進出できなかった。
だから僕たちは互いに悪口を言い合っていた。
2005年か2006年だったと思う。
僕たちのオーナーがベンチに座っていたのだが、KGがフリースローラインに立った時、僕は彼のほうを見て、「もし彼(ガーネット)を獲得すれば、僕たちはチャンピオンになれるぞ」と言ったんだ。
試合中の出来事さ。
彼を獲得する3年前のことだ。
僕は大きな声で叫んだから、他の皆も聞いていたはずさ。
ガーネットはセルティクスに移籍した1年目にディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、ピアースはNBAファイナルMVPを獲得し、セルティックスをNBAチャンピオンに導いた。
もしピアースがガーネット獲得をオーナーに進言していなければ、ピアースとガーネットのNBAキャリアは違うものになっていたかもしれない。
なお、セルティックスがNBAチャンピオンに輝いた2007-08シーズンのピアース、ガーネット、アレンのスタッツは以下の通りとなっている。
– | P・ピアース | K・ガーネット | R・アレン |
---|---|---|---|
出場試合数 | 80 | 71 | 73 |
平均出場時間 | 35.9 | 32.8 | 35.9 |
平均得点 | 19.6 | 18.8 | 17.4 |
平均リバウンド | 5.1 | 9.2 | 3.7 |
平均アシスト | 4.5 | 3.4 | 3.1 |
平均スティール | 1.3 | 1.4 | 0.9 |
平均ブロック | 0.5 | 1.3 | 0.2 |
平均TO | 2.8 | 1.9 | 1.7 |
FG成功率 | 46.4% | 53.9% | 44.5% |
3P成功率 | 39.2% | 0% | 39.8% |
FT成功率 | 84.3% | 80.1% | 90.7% |
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