コービー・ブライアントとビーフを繰り広げたスマッシュ・パーカーがゲームオフィシャルとしてNBAに復帰
NBAレジェンドのコービー・ブライアントは生前、ロサンゼルス・レイカーズでチームメイトだったスマッシュ・パーカーについて、「彼は最悪のポイントガードだった。NBAに来るべきではなかった。僕たちにはポイントガードに払う金があまりなかったんだ」と語った。
その後パーカーはブライアントの人間性を批判し、波紋を呼んだが、そのパーカーがNBAに復帰する模様。
ただし、選手としてではない。
bleacherreportによると、パーカーはゲームオフィシャルとしてNBAに復帰するという。
latimes.comによると、パーカーはブライアントから「NBAに来るべきではなかった」と指摘された後、こう反撃していたという。
人のレガシーをけなしてはならない。
人がバスケットボールを通して成し遂げたことをけなしてはならない。
彼の労働観はものすごかった。
彼はバスケットボールをプレイすることができる。
君たちも彼のキャリアを通して見てきたはずだ。
彼に関して僕が好きではないところは、彼の人間性だ。
彼の性格、彼の人々への接し方が好きではない。
コービー・ブライアントのそういうところが好きではない。
(レイカーズでの)1シーズン目、少なくとも僕はコービー・ブライアントと話をしようと努力した。
彼は僕のチームメイトであり、同僚だからね。
僕が彼とフットボールの話をしようとした時のことだ。
彼は僕に「君とは話せない」と言った。
「僕と話をしたいなら、もっと評価されなければならない」と言った。
真剣にそう言っていた。
バスケットボールはチームスポーツだ。
チームワークが重要だ。
個人スポーツではない。
テニスやゴルフとは違う。
チームスポーツだ。
君がチームのスターなら、チームメイトが居心地良く感じるようにしなければならない。
君はチームメイトたちを歓迎しなければならない。
彼はまったくそうしなかった。
もちろんブライアントが理由もなくパーカーを批判するわけがない。
レイカーズ時代のパーカーは2シーズンを通して全試合に出場し、2005-06シーズンにはNBA9位となる合計140スティールを記録するパフォーマンスを見せていた。
だが、寝坊でフライトに遅れたり、気分屋だったりと、プロ意識を問題視されることもあった。
強烈な労働観を持っていたブライアントは、パーカーのそのようなところが気に入らなかったのかもしれない。
そのパーカーが、ゲームオフィシャルとしてNBAに戻ってくる。
ブライアントとのビーフ以外で大きな注目を集めることはあまりなかったが、これからはNBAゲームをサポートする立場として名を残すことを期待したいところだ。
なお、パーカーのNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | NBAキャリア |
---|---|
所属 | クリーブランド・キャバリアーズ デトロイト・ピストンズ フェニックス・サンズ ロサンゼルス・レイカーズ マイアミ・ヒート ロサンゼルス・クリッパーズ |
出場試合数 | 274 |
平均出場時間 | 25.8 |
平均得点 | 9.0 |
平均リバウンド | 2.4 |
平均アシスト | 2.9 |
平均スティール | 1.2 |
平均TO | 1.8 |
FG成功率 | 42.6% |
3P成功率 | 34.5% |
FT成功率 | 70.8% |
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