40得点で完全復活をアピールしたジャマール・マリー「始まりに過ぎない」
デンバー・ナゲッツのジャマール・マリーは、現地19日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズとのNBAプレイオフ・ファーストラウンド第2戦で6本の3ポイントを含む40得点を記録し、チームを勝利に導いた。
マリーがNBAプレイオフゲームでプレイするのは、2020年のバブル以降初。
前十字靭帯の断裂で昨季全休を余儀なくされたマリーにとって、シリーズ第2戦はかつてのフォームを完全に取り戻したことを証明した試合だったと言えるだろう。
だが、マリーによると、NBAファンはバブル時代のマリーが全盛期だったと勘違いしているという。
マリーは40得点のパフォーマンスを見せた後、自身について次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
人々はこう言っている。
「ああ、ビンテージ(・マリー)のようだ」とね。
だが、僕はまだ最高の自分に到達してさえいない。
人々は(バブル当時の)僕がベストと思っているんじゃないかな。
僕は始まりに過ぎないと思っているよ。
また、相棒のニコラ・ヨキッチもマリーに絶大な信頼と期待を寄せている。
今の彼はバブルの時より良いプレイをしていると思う。
バブルの時のほうがもっとスコアリングしていたかもしれないね。
だが、エネルギーは今のほうがずっと良い。
彼のリーダーシップとゲームに集中する姿勢は、より高いレベルに達しているんだ。
マリーはバブル開催となった2020年のNBAプレイオフ・ファーストラウンドで、当時ユタ・ジャズに所属していたドノバン・ミッチェルと激しいスコリングバトルを繰り広げ、第1戦で6本の3ポイントを含む36得点をマークすると、第4戦で9本の3ポイントを含む50得点、第5戦で4本の3ポイントを含む42得点、第6戦で9本の3ポイントを含む50得点を記録し、ナゲッツをカンファレンスセミファイナル進出に導いた。
もしマリーが第2戦のようなパフォーマンスを続けることができれば、ナゲッツは悲願のNBAチャンピオンに近づくに違いない。
なお、マリーのNBAプレイオフ・ファーストラウンドのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 |
---|---|---|
出場時間 | 33 | 39 |
得点 | 24 | 40 |
リバウンド | 8 | 3 |
アシスト | 8 | 5 |
スティール | 0 | 2 |
ブロック | 1 | 0 |
TO | 1 | 4 |
FG成功率 | 40.9% (9/22) | 59.1% (13/22) |
3P成功率 | 40.0% (4/10) | 60.0% (6/10) |
FT成功率 | 100% (2/2) | 88.9% (8/9) |
+/- | +24 | +1 |
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