NBAのジャ・モラントに対する処分内容にNBPAが不満「行き過ぎかつ不適切」
NBAは先日、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントに対して25試合の出場停止処分を科したことを発表した。
ただし、モラントが復帰するためにはNBAが用意するプログラムを受講するなどしなければならないという。
NBPAはそれに不満を持っているようだ。
NBPAエグゼクティブディレクターを務めるタミカ・トレマリオによると、NBAのモラントに対する処分内容は行き過ぎているという。トレマリオのコメントをlarrybrownsports.comが伝えている。
彼に対する処分には、12月まで彼をコートから遠ざけ、復帰する前に特定の条件を満たさなければならないとある。
我々はこの件に関する事実を含め、いくつかの理由から処分内容については行き過ぎ、かつ適切ではないと考えている。
我々のリーグが過去に科した処分を踏まえると公正ではないし、一貫性もない。
我々はジャと共にあらゆるオプションと次のステップを検討していくつもりだ。
NBPAによると、「特定の条件」が曖昧であるため、NBAは復帰条件を明示すべきだという。
NBPAは選手たちの保護を目的としていることもあり、この声明は当然と言えるだろう。
モラント側はモラントの人間性に問題があるわけではなく、アルコールの過剰摂取が問題行動を引き起こしてしまったと主張しているというが、NBAは今回の処分については銃に関する2件の問題のみを踏まえたものであり、その他の問題については考慮していないことを明かしている。
一方、モラントは10代男性への暴行容疑の裁判は現在進行中であり、裁判の結果もモラントの復帰時期に影響を及ぼす可能性があるとされている。
NBAが処分内容を変更することはないだろうが、モラント陣営とNBPAは引き続き処分内容の見直しを要求することになりそうだ。
コメントを残す