ミッドレンジマスターのデマー・デローザン「スリーはカッコいいね」
近年のNBAでは、3ポイントシュートの重要性が増している。
ビッグマンにも3ポイントを求められるようになった今のNBAゲームは、一昔前とは形を変えたと言っても過言ではないかもしれない。
だが、シカゴ・ブルズのデマー・デローザンはその流れに逆らい、ミッドレンジゲームを主体にしている。
しかし、デローザンによると、流れに逆らっていることは特に気にしていないという。
元NBA選手のイマン・シャンパートのポッドキャストにゲスト出演したデローザンは、3ポイントが主体となった近年のNBAゲームについて、次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
スリーはカッコいいね。
僕はそうではないが、反対しているわけではないよ。
ただ、バスケットボールをプレイしていると、完璧なゲームを展開できることがある。
だが、3ポイントを打ちすぎることにより、その多くがダメになってしまうと思うんだ。
ブルズ移籍後のデローザンの3ポイントの試投数は増加している。
だが、クレイ・トンプソンが昨季最多となる3ポイント試投数731本を記録した一方で、デローザンの3ポイント試投数はわずか142本だ。
NBAはこれからも3ポイント主体のゲームとなるだろうが、デローザンは彼の道を進み、ミッドレンジゲームを磨き続けることだろう。
なお、昨季NBAの3ポイント試投数ランキングトップ10は以下の通りとなっている。
順 | 選手 | 3P% | 3PA |
---|---|---|---|
1 | クレイ・トンプソン | 41.2 | 731 |
2 | ジェイソン・テイタム | 35.0 | 686 |
3 | バディ・ヒールド | 42.5 | 677 |
4 | デイミアン・リラード | 37.1 | 658 |
4 | マリク・ビーズリー | 35.7 | 658 |
6 | ステフィン・カリー | 42.7 | 639 |
7 | ジョーダン・プール | 33.6 | 637 |
8 | ジュリアス・ランドル | 34.3 | 636 |
9 | ドノバン・ミッチェル | 38.6 | 635 |
10 | フレッド・バンブリート | 34.2 | 606 |