ニックスからラプターズに移籍した元従業員が機密情報を持ち出したとしてニックスから訴えられる
ニューヨーク・ニックスとトロント・ラプターズの間でトラブルが発生した模様。
RealGMによると、ニックスはラプターズに引き抜かれた元ニックスの従業員に対し、外部に持ち出してはならない情報をラプターズに持ち出したとし、訴えたという。
ニックスから訴えられたのは、ニックスの元従業員で、現在ラプターズで働いているイケチュク・アゾタム。
アゾタムはこのオフシーズン中にラプターズに引き抜かれると、その際にニックスの機密情報を持ち出し、ラプターズのダルコ・ラヤコビッチHCや選手育成コーチのノア・ルイスなどと共有したとされている。
なお、この訴訟について、マディソンスクエアガーデンの広報は次のような声明を発表した。
ニューヨーク・ニックスは、元従業員が不正に数千もの専有ファイルを持ち出し、彼がトロント・ラプターズで新しい職務に就いた後、トロント・ラプターズとその組織にいる数人のメンバーを訴えた。
これらのファイルには、プレイ頻度レポート、2022-23シーズンの準備書、映像スカウティングのファイル、資料など機密情報が含まれている。
雇用契約、刑法、民法に明らかに違反しており、これを考慮すると、この措置以外に選択肢はなかった。
ニックスはラプターズのメンバー合計10人に対して訴訟を起こしたと報じられている。
ニックスはアゾタムと「ニックスのすべての機密情報もしくは専有情報の機密保持契約を結んでいた」と主張しているというが、今後はラプターズの反応に注目が集まるところだ。