ヒートがトーマス・ブライアントを獲得した理由とは?エリック・スポエストラHC「レイカーズでの時間が重要だった」
昨季中のトレードでロサンゼルス・レイカーズからデンバー・ナゲッツに移籍し、NBAチャンピオンになったトーマス・ブライアントは、この夏にマイアミ・ヒートに移籍した。
NBAオールスタービッグマンのバム・アデバヨのバックアップを探していたヒートにとって、ブライアントは待望のビッグマンだったのかもしれない。
ヒートを指揮するエリック・スポエストラHCによると、ヒートは数年前からブライアントに注目していたという。
スポエストラHCはブライアントについて、次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
昨季レイカーズでの時間が本当に重要だったと思う。
我々のシステムにおいて彼がどれほど効果的になれるかが分かった。
彼がどうやっていろんな選手と一緒にプレイできるかを見た。
彼にはサイズがある。
フィジカルもある。
エネルギッシュにプレイするし、スペースをもたらすこともできる。
リム周辺やペイントエリア内で存在感を発揮することができるが、それだけでなくコートにスペースをもたらし、3ポイントラインでも効果的にプレイすることができる。
彼を我々のロスターに加えることができてすごく嬉しいし、フロントコートの層が厚くなり、多様性が生まれたことにワクワクしている。
ブライアントはNBAドラフトの前にヒートのワークアウトに参加した。
ヒートはその時にブライアントのファンになり、彼の動向を追ってきたという。
アウトサイドシュートがあるFAビッグマンのクリスチャン・ウッドがヒートに興味を持っているというが、同じくアウトサイドシュートがあるブライアントがいる限り、ヒートがウッドにオファーを出す可能性は低いのかもしれない。
なお、ブライアントの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 59 | 229 |
MP | 18.3 | 19.7 |
PTS | 9.8 | 10.1 |
TRB | 5.7 | 5.7 |
AST | 0.5 | 1.1 |
STL | 0.3 | 0.3 |
TO | 0.6 | 0.8 |
FG% | 62.3% | 59.8% |
3P% | 44.1% (キャリアハイ) | 36.6% |
FT% | 73.8% | 75.7% |