ニコラス・バトゥームがロシアでプレイする選手を招集できなかったことに不満?「政治のせいでバスケットボール選手を失ってしまった」
フランス代表はFIBAバスケットボールワールドカップでカナダ代表とラトビア代表に敗れ、まさかのグループステージ敗退を余儀なくされた。
ルディ・ゴベアやニコラス・バトゥームなどNBA選手や元NBA選手を多く擁し、東京オリンピックで銀メダルを獲得したチームとしては、失望の結果だったと言えるだろう。
だが、バトゥームは、ロシアのクラブチームでプレイしている選手たちが代表入りする資格を失ってしまったことにも失望しているようだ。
バトゥームによると、政治的な決定によりロシアでプレイする選手たち代表入りできなくなったことが、フランス代表に悪い影響を及ぼしたという。バトゥームのコメントをeurohoops.netが伝えている。
僕たちはまるで当たり前のように何人かの選手を失ってしまった。
政治のせいでバスケットボール選手たちを失ってしまった。
なぜこんなことになってしまったのか、僕には分からない。
僕たち全員が代表チームの成功にコミットすべきだ。
僕は世界の政治にはあまり興味がない。
だが、僕はフランス代表が可能な限り最高のチームになることを望んでいる。
僕にとってこれが最後のワールドカップだ。
このジャージーのために何度も夏を犠牲にしてきたが、後悔はない。
僕たちは特定の選手たちを呼ぶことを許されなかった。
何年も一緒にプレイし、いろんなことを成し遂げた。
選手たちはワールドカップで失敗してしまった。
人々は考え直さなければならない。
僕にはフランス(パリオリンピック)でもう一度プレイするチャンスがある。
パリでは彼ら全員が必要だ。
可能な限り最高の状態で臨まなければならない。
僕の最後のワールドカップは台無しになってしまった。
本当にショックだ。
僕は政治には本当に興味がないが、来年夏のオリンピックにはできる限り最強のチームで挑めることを望んでいる。
ロシアでプレイする選手たちがフランス代表入りできるかはまだ分からない。
だが、今年のNBAドラフト1位選手のビクター・ウェンバニャマは少なくとも代表入りするだろう。
うまくいけばNBAオールスタービッグマンのジョエル・エンビードも加わる可能性があるが、果たしてフランス代表は来年のパリオリンピックで結果を残すことができるだろうか?
なお、バトゥームのワールドカップでのスタッツは以下の通りとなっている。
– | カナダ戦 | ラトビア戦 |
---|---|---|
MP | 24 | 31 |
PTS | 0 | 13 |
TRB | 4 | 4 |
AST | 0 | 2 |
STL | 1 | 0 |
BLK | 3 | 1 |
TO | 0 | 2 |
FG% | 0% (0/3) | 66.7% (4/6) |
3P% | 0% (0/2) | 60.0% (3/5) |
FT% | – | 66.7% (2/3) |
+/- | -12 | -3 |