ダービス・バータンズが帰化選手の出場に疑問「懸命に努力してきた選手の場所を奪う」
FIBAバスケットボールワールドカップ2023年には、多くの帰化選手が出場している。
出場国の約半分に帰化選手が含まれているというが、帰化選手が代表チームの一員としてプレイできるルールには賛否両論ある。
ラトビア代表の一員としてワールドカップに出場しているダービス・バータンズは、少なくともラトビア代表に帰化選手が加わることに反対しているようだ。
バータンズは帰化選手の代表チーム入りについて質問されると、次のように答えたという。eurohoops.netが伝えている。
まず第一に、誰かにパスポートを与えるということは、代表チーム入りするために懸命に努力してきたラトビアの選手の場所を奪うことを意味する。
君たちも見たと思うが、今年の僕たちにはアルトゥールス・ジャガルスがいる。
以前の彼はあまりプレイしていなかったが、基本的にチームの中で重要な選手のひとりだ。
この大会は彼にとって素晴らしい経験になるだろうし、学びの機会となるだろう。
また、将来的にリーダーのひとりになる大きなチャンスを手にするだろうね。
彼の代わりに他の(帰化)選手をプレイさせ、彼がこのチャンピオンシップで1分もプレイしなければ、彼のキャリアを台無しにしてしまう可能性がある。
長い年月をかけて構築されてきた代表チームでプレイする機会を得られなくなってしまうんだ。
FIBAのルールでは、帰化選手を1名まで登録することが認められている。
この動きは特に小規模の国で行われているというが、FIBAが帰化選手のルールをすぐに変えることはないだろう。
とはいえ、この話題については来年夏のパリオリンピックでも議論されることになりそうだ。