NBAがロードマネジメントに罰則を適用へ
近年のNBAでは、選手たちに休息を取らせるために試合を欠場させて負荷を管理する、いわゆる「ロードマネジメント」が問題になっている。
NBAコミッショナーを務めるアダム・シルバーはロードマネジメントの問題を認識しているというが、NBA選手たちの中でも意見が分かれているため、これまで特に対処してこなかった。
だが、特定の条件を満たした場合に限り、NBAはロードマネジメントを適用したチームに処分を下すことになりそうだ。
hoopsrumors.comによると、全国放送される試合でロードマネジメントにより複数のNBAスター選手を同時に欠場させた場合、そのチームに罰金処分を科すことを話し合っているという。
競技委員会はその方針に賛同しており、現地14日に採決する見込みと報じられている。
もしこの施策が決定した場合、NBAは違反したチームに1度目は10万ドル、2度目は25万ドル、その後100万ドルずつプラスした金額の罰金処分を科す予定だ。
ただし、このルールが適用されるのはNBAスターのみであり、いわゆるロールプレイヤーには適用されない。
つまり、「NBAスター」を定義しなければならないが、現時点では過去3シーズンにNBAオールスターに選ばれた選手、またはオールNBAチームに選ばれた選手を「NBAスター」と定義するとされている。
なお、ロードマネジメントが議論されている中、NBAはCBAの一環として、MVPなどの賞を受賞する条件のひとつとして、少なくとも65試合に出場することを加えた。