ヤニス・アンテトクンポは過去にジミー・バトラーとクリス・ミドルトンのトレードを拒否していた?

ミルウォーキー・バックスは現地27日、ポートランド・トレイルブレイザーズ、フェニックス・サンズとのトレードでNBAオールスターポイントガードのデイミアン・リラードを獲得した。
これによりバックスはヤニス・アンテトクンポとリラードというNBAを代表するスーパースターを2人抱えるチームに生まれ変わったわけだが、バックスは以前にジミー・バトラーを獲得できるチャンスがあったにも関わらず、アンテトクンポの意向を尊重し、そのチャンスを逃していた模様。
元NBA選手で、現役時代にバックスでプレイしたジョン・ヘンソンが明かしたところによると、バックスはクリス・ミドルトンとのトレードでバトラーを獲得できるチャンスがあったものの、アンテトクンポがそれを拒否したという。
ヘンソンから直接話を聞いたというジャスティン・ターマイン記者は、この件について次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
元バックスのビッグマン、ジョン・ヘンソンから聞いた話だ。
ジミー・バトラーがミネソタ(・ティンバーウルブズ)に不満を持っていた時、バックスはクリス・ミドルトンをトレード要員にしてバトラーを獲得するかどうかヤニスに尋ねた。
ヘンソンによると、ヤニスはそのトレードを拒否したそうだ。
僕はこのストーリーを知らなかった。
バトラーは2018-19シーズン中のトレードでウルブズからフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍した。
一方、ミドルトンをキープしたバックスは2020-21シーズンに悲願のNBAタイトルを獲得。
結果的にミドルトンをトレードで放出しなかったのは正解だったのかもしれない。
しかし、もしバトラーを獲得していたら、バックスはNBAタイトルを複数回獲得していた可能性も否定できない。
とはいえ、アンテトクンポはリラードを獲得したことに大喜びし、バックスに再びNBAタイトルをもたらすことを誓っていることだろう。
なお、バトラーとリラードの昨季のスタッツは以下の通りとなっている。
| – | J・バトラー | D・リラード |
|---|---|---|
| G | 64 | 58 |
| MP | 33.4 | 36.3 |
| PTS | 22.9 | 32.2 (キャリアハイ) |
| TRB | 5.9 | 4.8 |
| AST | 5.3 | 7.3 |
| STL | 1.8 | 0.9 |
| TO | 1.6 | 3.3 |
| FG% | 53.9% (キャリアハイ) | 46.3% (キャリアハイタイ) |
| 3P% | 35.0% | 37.1% |
| FT% | 85.0% | 91.4% |


