ニコラス・クラクストンのモチベーションとは?「ディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤー」
NBAを代表するスーパースターのケビン・デュラントとカイリー・アービングを擁したブルックリン・ネッツには、フランチャイズ初となるNBAタイトル獲得の期待がかかっていた。
だが、シーズン中のトレードでアービングがダラス・マーベリックスに移籍すると、デュラントもトレードでフェニックス・サンズに移籍。
その後のネッツの状況は知っての通りだが、リムプロテクターとして目覚ましい成長を遂げたニコラス・クラクストンによると、彼は昨季ディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーの議論に加わっていたものの、アービングとデュラントの移籍により状況が一変したという。
クラクストンは昨季を振り返り、次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
昨季の僕はディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーのトップ3候補だった。
だが、シーズン終盤には何もなくなった。
KDとカイリーが去った時、僕の名前が地図から消えたような感じだった。
怒りに震えたよ(笑)
オールディフェンシブチーム入りを奪われ、ディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーと言われることもなくなった。
それをモチベーションにしている。
自分自身を証明し、このリーグでディフェンダーとしての存在感、選手としての存在感を皆に示すつもりだ。
その準備はできている。
ネッツと延長契約を結ぶことができていないクラクストンは、来年夏に完全FAになる。
もしディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤー候補に挙がるパフォーマンスを見せることができれば、来年夏に大きな契約を手にできるだろう。
その意味でもクラクストンにとって来季は重要なシーズンとなりそうだ。
なお、クラクストンの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 76 | 170 |
MP | 29.9 | 23.7 |
PTS | 12.6 (キャリアハイ) | 9.7 |
TRB | 9.2 (キャリアハイ) | 6.9 |
AST | 1.9 (キャリアハイ) | 1.4 |
STL | 0.9 (キャリアハイ) | 0.7 |
BLK | 2.5 (キャリアハイ) | 1.7 |
TO | 1.3 | 0.9 |
FG% | 70.5% (キャリアハイ) | 67.9% |
3P% | 0% | 14.3% |
FT% | 54.1% | 54.0% |