フランスのバスケットボール連盟会長がジョエル・エンビードに恨み節?「時間とエネルギーを費やすべきではなかった」
NBAを代表するスーパースターのジョエル・エンビードは、アメリカ代表、フランス代表、カメルーン代表の一員としてパリオリンピック出場を目指すことができた。
来年夏のオリンピックはフランスで開催されるため、フランスのファンはエンビードのフランス代表入りを切望していたことだろう。
だが、エンビードはアメリカで生まれた子供のためにアメリカ代表の一員として金メダル獲得を目指すことを決断。
フランスのバスケットボール連盟会長を務めるジャン・ピエール・シウタは、エンビードの決断を快く思っていないのかもしれない。
シウタ会長は先週行われたメディアインタビューに出席した際、エンビードがフランス代表入りしなかったことについて質問されると、次のように答えたという。larrybrownsports.comが伝えている。
我々は2022年の3月、ボリス・ディアウと共にジョエルと面会した。
その面会は我々のほうから要求したわけではなかった。
彼はフランスのためにプレイすることに興味を示した。
そして、我々は彼の希望に応え、フランス市民権の取得を手助けした。
我々が彼に対して何かを要求したことは一度もない。
我々はオープンにすべきではない書類を集めるのにすごくたくさんの時間のエネルギーを費やしてしまった。
そのことについては申し訳なく思う。
エンビードがアメリカ代表入りを決断したことにより、フランス代表はルディ・ゴベアとビクター・ウェンバンヤマを先発フロントコートに起用すると見られている。
母国開催のオリンピックで金メダル獲得を目指すフランス代表にとって、エンビードのチームUSA入りは大きな痛手と言えるだろう。
だが、フランスのバスケットボール連盟はチームUSAを倒すべく、考え得る最高のラインナップを揃え、金メダル獲得に向けて突き進むに違いない。