医師がドレイモンド・グリーンの行為に警鐘「大きな外傷を引き起こす恐れがある」
NBAは現地15日、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに対して5試合の出場停止処分を科したことを発表した。
先日のウォリアーズ対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、グリーンがルディ・ゴベアをヘッドロックしたためだ。
NBAはグリーンの過去の危険行為を踏まえたうえで5試合の出場停止処分を決定したというが、今回の行為についてはかなり危険だったのかもしれない。
ブライアン・サッタラー医師によると、グリーンの行為は重傷を引き起こしてしまうリスクがあったという。サッタラー医師のコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
あの場面で私が最も懸念したことのひとつは、ドレイモンドが前腕でゴベアの喉を叩いたことだった。
我々のバイオデジタルツールを見ると、あの行為は喉仏や気管、舌骨にまで大きな外傷を引き起こしてしまう恐れがある。
つまり、ドレイモンドの前腕が喉仏に直撃した場合、首の構造全体に外傷や骨折を引き起こしてしまう可能性があるんだ。
その次の場面も恐ろしい。
見るのも耐えられない。
ドレイモンドがゴベアの首に腕を回し、引きずろうとしたシーンだ。
チョークスリーパーの話になるが、彼は巨躯のゴベアの首に腕を回し引っ張り続けた。
あの行為そのものが危険性を増大させてしまう。
サッタラーによると、格闘技とは異なり、心の準備ができていない状態で突然首を締める行為は非常に危険だという。
十分な時間と十分な強さで圧力をかけ続けた場合、脳への血流が滞ってしまう。
そうすると、最終的にはダウンし、気を失ってしまうんだ。
幸いにもゴベアが気を失うような様子はなかった。
だが、グリーンが危険な行為に及んだのは間違いない。
出場停止処分が明けた後、グリーンがこの問題についてどう反応するのか注目が集まるところだ。