ジェイソン・キッドHCがNBA記録更新中のルカ・ドンチッチをベンチに下げた理由とは?
ダラス・マーベリックスのNBAオールスター、ルカ・ドンチッチは、先日行われたデトロイト・ピストンズ戦で39得点、10リバウンド、10アシストを記録し、チームを勝利に導いた。
これにより、ドンチッチは6試合連続で30得点以上のトリプルダブル記録したNBA史上初の選手となった。
その後のシカゴ・ブルズ戦では27得点、12リバウンド、14アシストとトリプルダブルを達成したものの、NBA記録はストップ。
だが、もしドンチッチが第4Qの早い段階でベンチに戻らなければ、NBA記録を更新した可能性は極めて高い。
では、なぜジェイソン・キッドHCはドンチッチを早い段階でベンチに下げたのだろうか?
キッドHCはその質問に対し、次のように答えたという。basketnews.comが伝えている。
ルカはすでに記録を樹立した。
勝ちを狙いにいく時は、それによって困難が生じる場合がある。
それと同時に、状況に敬意を払おうとしている。
これまでに経験したことがないことをやろうとするのだから、30得点を記録させるために彼をコートに出し、怪我させたくなかったんだ。
この日のマブスは試合を通してブルズを圧倒し、第4Qが始まる時には34点の大量リードを奪っていた。
マブスの目標はNBAタイトルを勝ち取ることであり、そのためにはドンチッチなど主力選手たちに怪我のリスクを負わせたくないところだろう。
とはいえ、ドンチッチは近い将来、再び30得点以上のトリプルダブルの量産体制に入るに違いない。
なお、ドンチッチの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 57 | 387 |
MP | 37.5 | 34.8 |
PTS | 34.6 (キャリアハイ) | 28.6 |
TRB | 9.1 | 8.6 |
AST | 9.9 (キャリアハイ) | 8.3 |
STL | 1.5 (キャリアハイ) | 1.2 |
TO | 3.9 | 4.0 |
FG% | 49.5% | 47.1% |
3P% | 38.0% (キャリアハイ) | 34.6% |
FT% | 78.8% (キャリアハイ) | 74.6% |