ニックスとシクサーズの第2戦のラスト2分間レポートで4件のミスが判明
フィラデルフィア・セブンティシクサーズは現地22日に行われたニューヨーク・ニックスとのNBAプレイオフ・ファーストラウンド第2戦を落とした後、レフェリーが適切にコールしていなかったとし、NBAに異議を申し立てることを明らかにした。
NBAオールスタービッグマンのジョエル・エンビードもレフェリーのコールに不満を感じ、「ラスト2分間レポートで何が起こっていたか分かるだろう」と指摘していたが、実際にコールミスが複数あった模様。
NBAは現地23日、シクサーズとニックスのシリーズ第2戦のラスト2分間レポートを発表した。
その中ではミスが4件あったことが明らかにされている。
残り1分14秒
ニックスのOG・アヌノビーにディフェンス3秒バイオレーションがあったが、コールされていなかった。
コールされていれば、シクサーズにフリースローが1本与えられていた。
3秒バイオレーションはコールされなかったが、タイリース・マキシーが3ポイントを決め、シクサーズのリードは4点に拡大した。
残り34.7秒
ドンテ・ディヴィンチェンゾがドリブルを始める前にエンビードの左腕がディヴィンチェンゾに接触していたプレイでファウルはコールされなかったが、実際はファウルだった。
なお、このポゼッションではジェイレン・ブランソンが3ポイントを決め、ニックスは点差を2点に縮めた。
残り27.0秒
カイル・ラウリーがインバウンドパスを出す時、ブランソンがマキシーのユニフォームを引っ張ったプレイでファウルはコールされなかった、実際はファウルだった。
これによりマキシーはボールのコントロールを失い、最終的にニックスの逆転3ポイントにつながった。
残り24.9秒
マキシーがボールのコントロールを失った後に再びボールを手にした時、ジョシュ・ハートに接触されてコートに倒れたプレイでファウルはコールされなかったが、実際はファウルだった。
これによりハートはマキシーからボールを奪い、最終的にニックスの逆転3ポイントにつながった。
また、ラスト2分間レポートには記載されていないが、インバウンドパスの時にニック・ナースHCが要求したタイムアウトは認められるべきだったと報じられている。
第1戦のラスト2分間レポートでもシクサーズに不利となるコールミスが2件あったことが明らかになっている。
シクサーズは今季、ラスト2分間レポートの中で不利になるコール、もしくはミスコールが最もあったチームだ。
NBAはシクサーズからの異議を果たしてどう評価するのだろうか?