レイカーズ対ナゲッツのシリーズの最大の立役者はマイケル・マローンHC?
デンバー・ナゲッツはNBAプレイオフ・ファーストラウンドでロサンゼルス・レイカーズを4勝1敗で下し、連覇へ向けて好スタートを切った。
シリーズ第5戦でナゲッツを勝利に導くショットを決めたのはジャマール・マレー。
レイカーズでは八村塁がトーリアン・プリンスに促されたにも関わらず適切なヘルプポジションを取っていなかったことから批判を浴びているが、八村が戦犯なのではなく、ナゲッツを指揮するマイケル・マローンHCがただ上を行っていただけなのかもしれない。
fadeawayworld.netによると、ナゲッツはタイムアウトが2回残っていたにも関わらず取らなかったのは、タイムアウトを取ることでレイカーズに時間を与え、マレーに対するダブルチーム対策を立てさせないためだったという。
レイカーズはこの時、コーチズチャレンジでタイムアウトを使い果たしていた。
もしレイカーズがタイムアウトを取ることができていれば、マレーとニコラ・ヨキッチに対するダブルチーム対策を立て、またよりディフェンス力があるゲイブ・ビンセント、もしくはスペンサー・ディンウィディーをコートに出していただろう。
だが、ナゲッツをNBAチャンピオンに導いた実績を誇るマローンHCはそうすることを許さなかった。
マレーの決定打はヘッドコーチ経験が浅いハムHCはもちろん、ディフェンスを課題としている八村にとっても大きな教訓になったに違いない。
なお、八村のファーストラウンドのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | 第4戦 | 第5戦 |
---|---|---|---|---|---|
MP | 31 | 38 | 28 | 22 | 34 |
PTS | 7 | 3 | 5 | 9 | 15 |
TRB | 3 | 5 | 2 | 4 | 5 |
AST | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 |
STL | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
BLK | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
TO | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
FG% | 50.0% (2/4) | 14.3% (1/7) | 50.0% (2/4) | 50.0% (4/8) | 40.0% (6/15) |
3P% | 50.0% (1/2) | 0% (0/2) | 50.0% (1/2) | 33.3% (1/3) | 40.0% (2/5) |
FT% | 100% (2/2) | 50.0% (1/2) | 0% (0/2) | – | 50.0% (1/2) |
+/- | -10 | -7 | -12 | +13 | -8 |