レイカーズで八村塁がトレード最有力候補となる理由とは?
ロサンゼルス・レイカーズはこのオフシーズン中にロスターに手を加えると見られている。
今年のレイカーズにはトレードに使えるNBAドラフト1巡目指名権や選手が揃っているため、例年以上にトレード市場に力を入れる可能性がある。
もしレイカーズがNBAスターを獲得する場合、NBAドラフト1巡目指名権と来季1000万ドル以上を稼ぐ主力選手をトレードパッケージとしなければならないだろうが、その最有力候補に挙がっているのが八村塁だ。
来季1000万ドル以上を稼ぐオースティン・リーブス、ジャレッド・バンダービルト、ゲイブ・ビンセントもトレード要員とすることができるが、なぜ八村がトレード最有力候補に挙がっているのだろうか?
NBAインサイダーのジョン・ブハ記者によると、八村がトレード最有力候補に挙がるのは八村のパフォーマンスが問題であるというわけではなく、トレード市場でロスターを強化するには八村をトレード要員にしなければならないからだという。ブハ記者のコメントをlakersnation.comが伝えている。
これは難しい問題だ。
なぜなら、レイカーズがルイを積極的にトレードしようとしているようには思えないからね。
ただ、彼らのキャップシートを見て、誰がトレード可能なのかを確認してみよう。
ルイ、バンド、オースティン、オプトインすればDLo(ディアンジェロ・ラッセル)、ゲイブだ。
それと、小さな契約を結んでいるJHS(ジェイレン・フッド・シェフィーノ)、クリスチャン・ウッド、マクスウェル・ルイスなどだ。
だが、(トレードで)スター選手を獲得したり、より大きなインパクトを持つロールプレイヤーを獲得するためには、中規模契約の選手を組み合わせなければならない。
サラリーを見ると、DLoを除けば八村塁が最も高い。
DLoの状況はオプション次第で変わる。
中規模契約の選手をトレードしなければならない場合、レイカーズが最も残したいのはオースティン・リーブスだ。
それ以外の選手はトレードできる。
つまり、彼らはルイとバンド、ルイとゲイブ、もしDLoがトレード可能ならルイとDLoでトレードパッケージを組むだろう。
ルイを積極的にロスターから外そうとしているわけではない。
現実的に考えると、ロスターを強化するためにはルイをトレードしなければならないということだ。
彼らはルイをどこかに捨てようとしているわけではない。
ラッセルは来季のプレイヤーオプションを破棄して完全FAになると見られている。
その場合、レイカーズがインパクトのあるロールプレイヤー、もしくはNBAスターを獲得するためには、来季のサラリーが1700万ドルの八村をトレード要員としなければならないだろう。
いずれにせよ、特に八村、バンダービルト、ビンセントにはトレードの噂が付きまとうことになりそうだ。
なお、レイカーズの現在のロスターは以下の通りとなっている。
選手 | キャリア | 備考 |
---|---|---|
コリン・キャッスルトン | 0 | 2024年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
マックス・クリスティ | 1 | 2024年制限付きFA |
アンソニー・デイビス | 11 | 2027年プレイヤーオプション |
スペンサー・ディンウィディー | 9 | 2024年完全FA |
ハリー・ジャイルズ | 4 | 2024年完全FA ※2ウェイ契約 |
八村塁 | 4 | 2026年完全FA |
ジャクソン・ヘイズ | 4 | 2024年プレイヤーオプション |
ジェイレン・フッド・シェフィーノ | 0 | 2025年チームオプション |
レブロン・ジェイムス | 20 | 2024年プレイヤーオプション |
マクスウェル・ルイス | 0 | 2026年チームオプション |
スカイラー・メイズ | 3 | 2024年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
トーリアン・プリンス | 7 | 2024年完全FA |
オースティン・リーブス | 2 | 2026年プレイヤーオプション |
キャム・レディッシュ | 4 | 2024年プレイヤーオプション |
ディアンジェロ・ラッセル | 8 | 2024年プレイヤーオプション |
ジャレッド・バンダービルト | 5 | 2027年プレイヤーオプション |
ゲイブ・ビンセント | 4 | 2026年完全FA |
クリスチャン・ウッド | 7 | 2025年完全FA |