カーメロ・アンソニーがノア・ライルズに「なぜNBAを攻撃し続けるんだ?」
ニューヨーク・ニックスのジョシュ・ハートは先日、パリオリンピックの陸上競技100m走で金メダル、200m走で銅メダルを獲得したノア・ライルズについて、「彼には本当に負けてほしかった」などと語った。
ライルズは昨年夏に開催された世界陸上で100m走、200m走、400mリレーで金メダルを獲得した後、「NBAチャンピオンは世界チャンピオンではない」などと発言して炎上。
その発言の影響は今も続いているわけだが、NBAレジェンドのカーメロ・アンソニーがこの件に言及した模様。
アンソニーはポッドキャストを通し、ライルズについて次のようにコメント。basketnews.comが伝えている。
ワールドカップもしくは世界選手権で優勝しない限り、チャンピオンではない。
僕たちが自分たちを世界チャンピオンと呼ぶ理由は、これが僕たちのゲームだからだ。
世界中の人々がこのゲームをプレイするために僕たちのところにやって来る。
だから、僕たちは世界チャンピオンだ。
ただ、彼の視点も理解している。
言葉の意味は理解している。
僕が言いたいのは、なぜNBAを攻撃し続けるのかということだ。
NBAを攻撃し続けるな。
もし批判したいなら、君たちの独自のリーグがないという事実を批判しろ。
何が言いたいか分かるか?
彼らがなぜそのスポーツ(陸上競技)に資金を投入しないのか、それに対して批判しろ。
彼はそうすべきだ。
君は世界チャンピオンになりたいのか?
オリンピック金メダリストになりたいのか?
僕たちは君を1000%サポートする。
だが、僕たちがやっていることと比べるな。
比較することはできない。
彼には米国陸上競技協会か何かにこう言ってほしい。
「僕たちはもっと注目を集めなければならない。このスポーツをマネタイズする方法を見つけ出さなければならない。独自のリーグ、テレビ放映権、ビジネスについて考えなければならない」とね。
アンソニーは最後に、アメリカ人アスリートなら互いをサポートすべきと主張した。
僕たちは君をサポートしたいし、サポートするつもりだ。
君は史上3番目に速い男だ。
一緒にやっていこう。
皆をサポートしよう。
僕たちは共にいる。
海外に行けば、全員をサポートする。
僕たちがついている。
僕は君を応援したい。
これからも応援し続ける。
僕たちは君をサポートする。
だが、君がそうしないなら、君は僕の仲間ではない。
バスケットボール選手たちのことは放っておけ。
バスケットボールはまったく違う方向に向かっている。
僕たちは陸上競技をそこまで持っていきたい。
どうすればそれを助けることができるのか、僕に個人的に教えてくれ。
僕は常に考えている。
だが、橋を燃やすな、チャンプ。
橋を一度燃やしてしまったら、渡るのは難しくなるからね。
なお、陸上競技にはダイヤモンドリーグというトップアスリートたちが参戦するリーグがすでにあるという。
アンソニーはおそらくダイヤモンドリーグの存在を知らないのだろうが、もしアンソニーに助けを求めたら、ダイヤモンドリーグの知名度拡大に尽力するに違いない。
果たしてライルズはアンソニーのコメントをどう受け止めるのだろうか?