スティーブ・カーHCがNBAにルール変更を求める「選手が骨折するのは時間の問題」

ゴールデンステイト・ウォリアーズは現地4月30日に行われたヒューストン・ロケッツとのNBAプレイオフ・ファーストラウンド第5戦を落とし、この試合でカンファレンスセミファイナル進出を決めることができなかった。
右手親指を怪我した状態でプレイし続けているステフィン・カリーはこの日、13得点、FG成功率33.3%(4/12)、3P成功率33.3%(3/9)と十分なパフォーマンスを見せることができなかった。
だが、ディロン・ブルックスがカリーの右手を故意に狙っているシーンが何度かあり、実況アナウンサーはそれを非難。
シュートを放った後に手に触れる行為はファウルではないものの、ウォリアーズを指揮するスティーブ・カーHCはファウルになるようにルールを変更すべきと考えているようだ。
カーHCは試合後、次のように指摘したという。fadeawayworld.netが伝えている。
NBAのルールでは、ショットを放った後にシューターの腕を叩くことは許されている。
今季のリーグでは、選手たちはルールを逆手に取ろうとしている。
シュート後にシューティングハンドを叩いてもファウルにならないことを分かってやっている。
リーグがこのルールを修正することを確信している。
なぜなら、誰かが親指を骨折したり、手を骨折したりするのは時間の問題だからね。
だが、今はこれがルールだ。
もしディフェンスの選手が腕を振りかぶって叩いた時は、フレイグラントファウルをコールすることも可能だと思う。
こういったことはリーグ全体でシーズンを通して起こっている。
僕が見てきた中で最も馬鹿げている。
ただ、そのルールを変えるためにはリーグのプロセスを経なければならない。
そのプロセスはおそらくこの夏に行われるだろう。
一方、ロケッツを指揮するイメ・ユドカHCは実況アナウンサーがブルックスのプレイを非難したことについて質問されると、「それには答えない」と返した。
もしロケッツがカリーの親指を故意に狙っているなら、然るべき措置がなされるだろう。
だが、現在のルールでは認められたプレイであるため、カーHCが語ったようにNBAはオフシーズン中にこの問題に対処することになりそうだ。