現在のNBAでは、イースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスそれぞれトップ8位以内でレギュラーシーズンを終えたチームがプレイオフに進出することとなっている。

だが、イーストとウェストの間には戦力差があるともされており、今のシステムでは不公平という話があがっているのも事実だ。

これまでにも何度か取り沙汰されてきたこの問題だが、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏はプレイオフ進出ルールについて、カンファレンスに関係なく上位16チームをプレイオフに進出させるという考えを持っている模様。シルバーのコメントをnbcsports.comが伝えている。

「我々はプレイオフでベストのチームを見たい。今は（カンファレンス間の）バランスがとれてないし、それでは不公平。各ディビジョンのトップチームと、それに続く10チームが進出するという提案もある。それも検討してみないとね。遠征の問題があるけど、今はどのチームもチャーター機を所有してる」

「この議論がここで終わらせるべきではない。ずっと言ってきてるように、私は（コミッショナー）1年目だから、最初の年はたくさんの問題を学んでるんだ。2年目は行動に移す。競技委員会と詳細に調べていくつもり。地域の変更も含めてね」

シルバーのコメントから考えると、カンファレンス間の不均衡については真剣に考え、実行に移していくようだ。

とは言え、イーストに所属するチームのオーナーから反発されることは免れない。

なお、シルバーはNBAチームのヨーロッパへの拡大を検討しているとも噂されている。