快進撃を続けるアトランタ・ホークスは、“イーストのサンアントニオ・スパーズ”と呼ばれている。

ホークスのヘッドコーチを務めているブデンホルツァーは、これまでグレッグ・ポポビッチの下でバスケットボールの哲学を学んできた。

それをホークスに還元し、スパーズのようなシステマチックなバスケットボールを展開。
どの選手がコートに出てもチーム全体のパフォーマンスが落ちることはなく、安定した強さを発揮している。

ホークスが“イーストのサンアントニオ・スパーズ”と呼ばれていることに異論はないが、ポポビッチHCはスパーズとホークスのシステムは違うものであり、ホークスのシステムはブデンホルツァーHCが新たに構築したものと感じているようだ。ポポビッチHCのコメントをNBA.comの記者が伝えている。

「彼（ブデンホルツァーHC）がやってることは、（スパーズのシステムに）似てないよ。ピック＆ロール時のディフェンスは、今まで誰も見たことがないディフェンスなんだ」

「1試合に勝つ負けるじゃない。勝利とは、シーズンを通して戦い続けること。彼はそれをすべて理解してる」

恩師ポポビッチのこの言葉を聞けば、ブデンホルツァーHCの喜びもひとしおだろう。

NBAタイトルを賭けた舞台での師弟対決実現にも期待したい。