マルコム・ブログドン アフリカでの支援活動は「天職」
マルコム・ブログドンはこの夏、ミルウォーキー・バックスからインディアナ・ペイサーズへ移籍した。
来季はペイサーズの一員として貢献していくであろうが、ブログドンが最も貢献したいのは貧困にあえぐアフリカへの支援なのかもしれない。
東アフリカにきれいな水を届けることなどを目的にHoops2Oを設立したブログドン。
すでに3つの井戸を開発しており、完成すれば東アフリカに住む最大約7500人にきれいな水を届けられるという。
昨年、東アフリカの小学校をいくつか訪問したというブログドンは、この支援活動について次のようにコメント。theundefeated.comが伝えている。
「人生における天職と情熱だと思ってる。水を得るため、彼らは家から(小学校に)バケツを持ってくる。学校の裏に小さな川があったんだ。その川の裏には、すごく貧困にあえいでるスラム街があった。彼らは川に物を捨ててた。あらゆる排水、ゴミ、ほこりなどが見えるんだ。あらゆるものが川を流れてる。川の10か12フィート上では汚水が流れてれるのが見えた。それをろ過してるから、水がまずいということを知ってるんだ」
「バケツで水を汲み、それを飲み、クラスメイトたちに渡してる子どもたちがいた。彼らが10代になったら、歯が腐敗する。なぜなら、水が汚染されてるからね。見るのが耐えられなかったよ」
「彼らの危惧は、バスケットボールより大きい。きれいな水と生活。彼らが探し、必要としてるのはそれさ。セレブを探すことじゃないんだ。バスケットボールは俺の仕事。大好きだし、夢でもある。だけど、俺の人生の情熱はバスケットボールじゃない。俺がバスケットボールで手にしたリソースを人々を助けるために使うことにあるんだ」
ブログドンは14歳の時、アフリカ南東部に位置するマラウイ共和国を祖父母と共に訪れ、多くのアフリカ人がきれいな水を飲んでいないということを知ったという。
ブログドンのキャリアはまだ長いであろうが、キャリアを終えた後も東アフリカの支援に尽力することだろう。
なお、多くのアスリートがHoops2Oに支援金を寄付しており、レジェンドのチャールズ・バークレーは4万5,000ドルを寄付したと報じられている。
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