かつてレギュラーシーズンMVPに輝き、スーパースターの座を確固たるものにしたデリック・ローズだったが、二度の大きな怪我で長期離脱を余儀なくされると、その後のキャリアは低迷した。

だが、怪我を繰り返し、MVPレベルのパフォーマンスを見せることができなくなったローズ。

だが、ミネソタ・ティンバーウルブズでプレイした昨季、キャリアハイの得点を記録するなどし、見事復活。

多くのNBAプレイヤーやファンがローズの復活を喜んだが、21歳のマーケル・フルツもそのひとりだったのかもしれない。

ローズ擁するデトロイト・ピストンズ戦の前、フルツは次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。

「彼は殿堂入りプレイヤー。俺の目にはそう映ってる。この夏、彼と会うチャンスがあった。彼はこのリーグにおいて偉大なプレイヤーのひとりさ。あの怪我があった後でも、彼はまだ偉大なプレイヤーだ。だから、彼が望む場所に到達できることを俺は分かってる。彼のことはすごくリスペクトしてるし、彼との対戦に備えないといけない」

ニューヨーク・ニックスでもクリーブランド・キャバリアーズでも難しい時間を過ごしたものの、ウルブズでついに復活したローズ。

かつてのような爆発力はないものの、培った経験とスキルを活かし、ピストンズの中心プレイヤーとして存在感を放つことであろう。

なお、今季のローズは12試合に出場し、平均23.7分のプレイで16.5得点、1.9リバウンド、5.2アシスト、FG成功率50.0％、3P成功率34.8％を記録。

キャリアではレギュラーシーズン通算558試合に出場し、平均33.0分のプレイで18.8得点、3.5リバウンド、5.6アシスト、FG成功率45.4％、3P成功率30.5％を記録している。