ジェイソン・テイタム「昨季は楽しくなかった」

昨季のボストン・セルティックスにはタイトル獲得の期待がかかっていた。
セルティックスで2年目となったカイリー・アービング、悲惨な怪我から復活したゴードン・ヘイワード、さらに成長著しい若手たちが揃い、期待が集まっていたセルティックス。
だが、周囲の期待に応えることができず、プレイオフには進出したものの、カンファレンスセミファイナルでヤニス・アンテトクンポ率いるミルウォーキー・バックスに完敗を喫した。
成長のシーズンとすることができなかったジェイソン・テイタムにとって、昨季は暗い時間が続いていたのかもしれない。
テイタムは昨季を振り返り、次のようにコメント。ESPNが伝えている。
「俺にとっての昨季、特に思う通りに行かなかった時、残念なことにディフェンスに表れてしまった。ハッピーじゃなかった時の俺にはエネルギーがなかった。昨季はたくさんのことがあった。すごくタフな日があった。本当に少しも楽しくなかったんだ」
「朝起きてテレビをつけると、俺たちのこと、俺たちのロッカールームのこと、ケミストリーの問題のことを話してた。タフだった。それを見てから練習しなきゃいけなかったんだ」
テイタムによると、昨季のセルティックスは全員が良い雰囲気を保とうとしていたものの、イライラは隠せなかったという。
キャリア3年目の今季、テイタムはキャリアベストのパフォーマンスを続けており、オールスターのメンバーに初選出。
チームもイースタン・カンファレンス3位と好調だ。
昨季の辛い時間は、テイタムをはじめとしたセルティックスのプレイヤーたちに強靭なメンタルをもたらしたに違いない。
なお、今季のテイタムは43試合に出場し、平均33.7分のプレイで21.5得点(キャリアハイ)、6.9リバウンド(キャリアハイ)、2.8アシスト(キャリアハイ)、1.4スティール(キャリアハイ)、FG成功率43.6%(キャリアワースト)、3P成功率36.3%(キャリアワースト)を記録。
キャリアではレギュラーシーズン通算202試合に出場し、平均31.4分のプレイで16.2得点、5.8リバウンド、2.1アシスト、1.1スティール、FG成功率45.4%、3P成功率38.7%を記録している。
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