デトロイト・ピストンズで一時代を築いたアイザイア・トーマスはフィジカルすぎるプレイとトラッシュトークで知られ、多くのNBAプレイヤーに嫌われていたとされている。

だが、嫌われていたのはNBAプレイヤーたちからであり、トーマスを愛し、リスペクトしたファンは少なくなかっただろう。

そのひとりがNBAレジェンドのスティーブ・ナッシュだ。

ナッシュによると、トーマスをヒーローとして見て育ったという。ナッシュのコメントをclutchpoints.comが伝えている。

私はアイザイア・トーマスをヒーローとして見て育った。

彼のことを見倣いたいと思っていたんだ。

彼はすべてを持っていたが、相手をジャンプで飛び越えることはなかった。

私は『見倣いたいと思える人がいる』と思ったよ。

彼はスピードがあったが、それ以外にもスキルレベルや創造性、持って生まれた競争心があったんだ。

トーマスはピストンズを2度のタイトル獲得に導き、NBAトップクラスのポイントガードとして活躍。

また、タフなプレイでマイケル・ジョーダンなど数々のスタープレイヤーたちを苦しめた。

ナッシュが数々の偉業を達成できたのは、トーマスの存在が大きかったのかもしれない。