ベテランガードのJR・スミスは先日、唯一嫌いだったチームメイトとしてサム・デッカーを挙げた。

デッカーとスミスは短い期間ではあったものの、クリーブランド・キャバリアーズで共にプレイ。

スミスによると、デッカーを嫌う理由はデッカーがチームバスの中でドナルド・トランプ大統領を支持し、熱心に語っていたからだという。

だが、デッカーの妻がスミスに反論。

デッカーの妻は「JR、彼（デッカー）はそのようなことは言わないわ。彼からそのような言葉を聞いたことがない。彼は差別主義者ではないし、トランプの支持者でもない」と反論。

これにスミスも応酬するなど泥沼の様相を呈しているが、デッカー本人が口を開いた模様。

デッカーによると、スミスからの思いもよらぬ攻撃に困惑しているという。デッカーのコメントをlarrybrownsports.comが伝えている。

皆と同じように僕も困惑しているよ。

僕はかなり単純な人間だ。

政治の世界に入ったことは一度もない。

特にトランプのことなんかね。

トランプの支持者だったことは一度もないよ。

とすると、チームバスの中での出来事はスミスの聞き間違いだったのだろうか？

同じNBA、同じチームで戦った仲間として、ふたりの関係修復を願いたいところだ。

なお、デッカーはキャブスとワシントン・ウィザーズの一員としてプレイした2018-19シーズンを最後にNBAを離れ、ロシアのチームに移籍。

現在はトルコのチームに所属している。

デッカーのNBAキャリアスタッツは以下の通りだ。

–	NBAキャリアスタッツ
所属チーム	ヒューストン・ロケッツ ロサンゼルス・クリッパーズ クリーブランド・キャバリアーズ ワシントン・ウィザーズ
出場試合数	200
平均出場時間	15.5
平均得点	5.5
平均リバウンド	3.0
平均アシスト	0.8
平均スティール	0.5
平均ターンオーバー	0.5
FG成功率	47.8％
3P成功率	28.8％
フリースロー成功率	60.6％